フェラーリは5月12日、FIAがF1で2010年シーズンから導入を予定しているコスト削減策に反対し、削減策がこのまま採用されるならば今09年限りでF1参戦を取りやめると発表した。 FIAが4月29日に決定したコスト削減策は、コストキャップ(予算上限)を設定し、予算がそれ以下のチームに技術的に有利な規則を適用するというもの。 チーム年間予算の上限を4000万ポンド=約59億円に設定し、これ以下のチームには、車体前後の可動ウィング、回転数無制限のエンジン、シーズンオフの無制限テスト、スケールと速度の制限なしの風洞試験が許される。 フェラーリは2種類のレギュレーションで競技の行なわれることを非難する。またコスト削減策が決議されたFIAの会議はもともと検討会であり、このように重要な案件がコンストラクターやチームの理解なしで決定されことに失望を表明している。 F1世界選手権10年シーズンのエントリー