2009年11月07日21:00 カテゴリ速水健朗 速水健朗「観光立国の活路はどこにある?」 担当者より:速水健朗さんは、『自分探しが止まらない』(ソフトバンク新書)や『ケータイ小説的。』(原書房)などの著書があり、ブロガーとしても著名なライターです。この原稿では、「観光立国」という政策を謳う日本の現状について論じていただきました。 配信日:2009/02/25 2年半ほど前に、「自分探しの旅に出る」と言ってふらっと出かけてしまったサッカー選手がいたことを覚えているだろうか。その彼が帰ってきて、この国の観光庁のアドバイザリーボードに就任してしまったのだという。 まさか彼の「自分探しの旅」が、国家機関の政策に活かされるなんて想像だにしなかった。日本は国策として自分探しの旅を推奨するのだろうか。あー、やだねえ。 それはともかくとして、昨年10月1日に観光庁が設立された。設立の目的は「観