1.パウルの誕生と青年時代 小生の父となるタコは老獪で恐れを知らず、母となるタコは優美で美しかった。 諸兄は、タコの交尾というものをご存知であろうか。なんでも脊椎世界には「くんずほぐれつ」という言葉があると聞くが、たった4本ぽっちの手足しか持たない脊椎動物からそのような言葉が生まれるということ、そこに小生はいささか哀しみのようなものを覚えずにはいられない。 小生の父にあたるタコと、母にあたるタコは海底で出逢うとすぐさま、8本、8本、計16本の足を絡め、ちょうちょう結び、いかり結び、あやとりの東京タワーなどを即興で作り上げながら、性の営みに情熱の限りをつくした。まさに「くんずほぐれつ」である。その記憶はいまも海に漂っており、ふとした海水の流れから当時の彼らの熱狂をうかがい知ることができる。 母にあたるタコが産卵し、小生の人生の出発点となったのは、原発の排水によってあたためられた海であった。
ケータイ小説の文化的背景を探るという変化球ケータイ小説読本。レディース雑誌「ティーンズロード」や浜崎あゆみ、郊外のショッピングモール文化といった一見脈絡のないものを結びケータイ小説を読み解く大胆な見取り図を提示しています。 今までまったく小説や物語に触れたことのないような人が書いたケータイ小説というのは、どうやって生まれて、どういう風に受け取られてるのか。物語を語りたい/聞きたいというのは、人間の自然な欲求だけれど、ケータイ小説はそれを既存の小説とはまったく違ったコードでやっている。それはどんなコードなのか。こういったことがこの本でぐいぐい解き明かされていくのがとてもスリリングでした。 読んでいて一番驚いたのが、189ページのケータイ小説の精神分析的解釈。 要約すると、「ケータイ小説というのは、自分を抑圧するDV彼氏を、不治の病や不慮の死という形で殺す物語」ということですが、この解釈にはナ
『GAME』リリース記念!Perfumeを他の国のガールズ・ポップと並べてみるよ。 上の企画が大変たのしかったので、自分の満足的な感じでブラック・ガールズ・ポップを並べてみようと思いました。なんせ、日本人女性はとてもかなわない豊かなバスト&ブーティなどに憧れ、来世は黒人女性に生まれるのもいいかナ…と思ったりもするわたくしです。オートバックスとかでよく売ってる「プレシャス」とかそういうコンピ盤みたいな感じだけど、気にしない気にしない! 00年代っぽい人を集めてみようと思ったんだけど、5年くらい古い感じかもしれません。入れるべきいろんな人も忘れてそうだ。それも気にしない気にしない! (再生できないビデオは横のDボタンから元のYoutubeサイトに飛べば見られます…面倒だ…) Kelis - Trick Me ラッパーのNASさんのお嫁さんでもあります。 Amerie - Gotta Work
若者叩きの内容だと思って喜び勇んで買ったら、全ての世代の人が身につまされてしまうという大層オソロシイ本でした。 「主体性を持った個人として生きることの難しさ」というような、言ってみれば近代以降の人間の普遍的な悩みが、00年代現在において複雑怪奇に増幅されている様子を、自己啓発や雇用問題などといったさまざまな角度からこれでもかと描いています。 もちろん、「好きなことを勉強したいから」と大学では美術学科だった私としても、この本で書かれた状況は笑えないというか…。就職氷河期最後の世代で、マーケティング的にはF1層、ネット的にはスイーツ(笑)。就職活動中に『絶対内定』を本屋で斜め読みしてションボリし、ネットの○○診断といった自己診断テストで遊んでは喜んでるという自分が、ここで書かれてる若者たちとは違うとどうして言い切れましょうか…。 ◆ この本で大きなキーワードとなっているのがテレビ番組『あいのり
コメント欄で飲むヨーグルトさんに「海獣のコウビはやばいらしい」との情報を頂き、さっそく調べてみたところこんなページが見つかりました。 けっこうヤッてる!野生動物たちの同性愛(All About) http://allabout.co.jp/relationship/homosexual/closeup/CU20051030A/index2.htm 最初に「未成年には向かない情報があります」という警告が出ますが、「わくわく動物ランド」の一番きわどいシーンくらいの内容なので職場や学校で見てもたぶん大丈夫だと思います。これによるとイルカはサメやウミガメ相手にも欲情する、というか大きさが同じくらいだったら何でもいいみたいです。無頓着というか奔放だなあ。 このページではピグミーチンパンジー(ボノボ)の同性愛行動についても触れられていたので、今度はウィキペディアでボノボについても調べてみました。 ht
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