中部電力は15日、運転を止めた浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)5号機(138万キロワット)の冷却作業中、原子炉を冷やす水に海水が混じった可能性がある、と発表した。放射性物質が外部に漏れ出してはいないとしている。 原子炉を冷やすための注水は別のラインに切り替えて続けており、正午過ぎに原子炉は100度未満の「冷温停止」状態になったという。 中部電は、菅首相の運転停止の要請を受け、13日以降、運転中だった浜岡原発4号機と5号機の停止作業を続けていた。
中部電力は15日、運転を止めた浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)5号機(138万キロワット)の冷却作業中、原子炉を冷やす水に海水が混じった可能性がある、と発表した。放射性物質が外部に漏れ出してはいないとしている。 原子炉を冷やすための注水は別のラインに切り替えて続けており、正午過ぎに原子炉は100度未満の「冷温停止」状態になったという。 中部電は、菅首相の運転停止の要請を受け、13日以降、運転中だった浜岡原発4号機と5号機の停止作業を続けていた。
米フェルミ国立加速器研究所(イリノイ州)は7日、同研究所の大型加速器テバトロンで、現代素粒子物理学の枠組みである「標準模型」で想定されない全く未知の粒子が見つかった可能性がある、と発表した。自然界にある4種類の力以外の力の存在を示唆しており、確認されれば、私たちの自然観を変えるノーベル賞級の発見となる。 自然界には、比較的なじみのある重力や電磁力に加え、原子核の中で陽子と中性子を結びつける「強い力」と、原子核の崩壊を起こす「弱い力」と計四つの力があると考えられる。標準模型は重力を除く三つをうまく説明し、反する現象がほとんど見つからないことから、自然をよく記述すると考えられている。 ところがテバトロンの実験で、トップクォークと呼ばれる素粒子よりやや軽い質量(140ギガ電子ボルト程度)を持ち、「第五の力」ともいうべき未知の力の特徴がある粒子の存在を示すデータが得られた。 この粒子は質量の
ヘリからの捜索で見つかった回収カプセル。白いパラシュートの左に、銀色に輝く円筒形のカプセル部分が落下していた=宇宙機構提供 【ウーメラ(豪州南部)=東山正宜】小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った、小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性がある回収カプセルがヘリによる上空からの捜索で見つかり、宇宙航空研究開発機構が14日、写真を公開した。現地の砂漠一帯は先住民アボリジニーの聖地に当たっており、14日午前、回収作業が始まる前に、アボリジニーの代表が状況を確認するため、ヘリで現場に向かった。 宇宙機構によると、カプセルの落下地点は豪州南部の街ウーメラの北西約200キロの地点。13日夜にヘリが付近を捜索し、カプセルからの電波と発熱による赤外線を頼りに発見した。カプセルは直径約30センチ、高さ15センチ、重さ約6キロ。パラシュートが正常に開き、大きな破損がないことが目で確認できたという。
インターネット上に短文の「つぶやき」を発信するツイッターに政治家がはまっている。3日の参院予算委員会に3人の閣僚が遅刻したが、複数の議員がこれを実況中継。手軽に発信できるだけに、つぶやかずにはいられない政治家が増える一方だ。 閣僚たちの失態をツイッター上で批判したのが、自民党の世耕弘成参院議員。「5分遅刻」「前代未聞」と刻々と様子を書き込んだ。世耕氏自身も予算委員で、委員会開始が遅れる間に投稿したようだ。共産党の小池晃参院議員もツイッターで「ちょっとゆるみすぎじゃないですか」と指摘した。 遅刻した原口一博総務相は委員会室に向かう途中の午前8時52分に携帯電話から、審議とは無関係の内容のツイッターを発信していた。委員会は午前8時50分開会。遅れて委員会室に入った原口氏には「ツイッターやってたんじゃないか」とヤジが飛んだ。 原口氏の熱中ぶりは有名だ。チリ地震直後の先月27日以降、「一番高
【ジュネーブ=橋本聡】世界保健機関(WHO)は、アルコールが健康や社会に与える害を防ぐための規制指針案をまとめた。酒類メーカーの広告やスポーツイベントのスポンサーになることの規制、安売りの制限などを含む。20日のWHO執行理事会で合意される見通しだ。 具体化は各国の自主性に委ねるが、WHOがたばこに次いで対策に乗り出すことで、アルコール害への意識が国際的に高まるとみられる。 この指針は「アルコールの有害な使用を減らす世界戦略」。WHO事務局案は「年250万人の死因に関係する」と警鐘を鳴らす。 本人の健康だけでなく、交通事故や暴力、自殺などにも注目。とくに若者への悪影響を心配し、広告や販売のあり方を改めるべきだとして、コストを下回るような安売りや飲み放題を禁止または制限するよう求めている。 未成年者に酒を買いにくくする措置も呼びかけている。日本で普及している自動販売機なども規制対象に
ネット上で短い文章をつぶやいて情報発信する「ツイッター」を使った町おこしが秋田県横手市で始まった。昨年暮れ、市民の一人がつぶやいたのがきっかけ。 「面白そう」「熱烈支援」。全国からつぶやきが集まり、県内外の20人が横手で会合。観光情報を提供することなどを話し合い、公式ホームページも作った。 目玉焼きがのった「横手やきそば」は昨年、全国B級グルメ大会で優勝した。参加者がすでに600人を超えた「横手ツイッター」も大きな目玉となるか。
自民党の谷垣禎一総裁は7日の記者会見で、鳩山由紀夫首相がウェブサービスの「ツイッター」を始めたことを「つぶやきは好きな方にしていただければ足ること」と皮肉り、自らは「つぶやかない」と宣言した。 谷垣氏は、「自分の性格としてつぶやきを言うのはあまり好きではない。ものを言う時は論旨明快に言いたい」と述べた。「ブログはやらないのか」と問われると、「時間的ゆとりがなく、具体的に考えていない」と答えた。 自民党では、党総裁選で谷垣氏に挑んだ河野太郎衆院議員や山本一太参院議員のブログが知られているが、谷垣氏はこれも「(河野氏のようなことを)ツイッターに載せようとは思っていない」とばっさり。ちなみに、河野氏もブログで「僕はツイッターをやるつもりはない」と語っている。(冨名腰隆)
NECエレクトロニクスと音力発電が開発した電池いらずのリモコン。近い将来の実用化が期待されている 半導体大手のNECエレクトロニクスとベンチャー企業の音力発電(神奈川県藤沢市)は、乾電池を使わないリモコンの試作機を共同開発した。指でリモコンを押す際に生まれる振動を使って発電する仕組みだ。すでにメーカーからの引き合いもあるといい、近い将来の実用化を目指している。 音や空気の振動を電気に変える「振動力発電」技術に強い音力と、NECエレが06年12月から開発してきた。まず、リモコン操作でできる振動を、音力の部品で微少な電気に変える。これをNECエレのマイコンで制御し、データをテレビに飛ばす。電源のオンオフ、チャンネルや音量の切り替えが、乾電池を使わずにできるという。 試作機のサイズは、横約7センチ▽縦約15センチ▽厚さ約3.5センチ。一般的なテレビのリモコンより、一回りほど大きいのが課題だ
噴煙をあげる桜島=鹿児島市天保山町「ボンッ」という大きな噴火音とともに噴煙を上げた桜島=3日、鹿児島市山下町 鹿児島市の桜島南岳山頂火口で3日午後4時45分、爆発的噴火があった。鹿児島地方気象台によると、噴煙は高さ約3千メートルまで達し、噴石が4合目付近まで飛んだという。 普段は南岳の昭和火口が活発に活動しているが、約600メートル離れた南岳山頂火口での爆発的噴火は2月22日以来、約7カ月半ぶり。南岳山頂火口としては、ここ数年で最大級の爆発的噴火だという。 桜島は06年から噴火活動が再開し、爆発的噴火は今年に入って計405回。噴火警戒レベルは3(入山規制)のまま変わっていない。
衆院選比例近畿ブロックで初当選した民主党の渡辺義彦氏(53)の破産手続きが進められていることが分かった。10日には大阪地裁で債権者集会があった。渡辺氏は朝日新聞の取材に、「破産はまだ。いろいろ確認したうえで、話したい」と語った。 官報によると、今年3月、渡辺氏の破産手続き開始が決定された。破産管財人は「経緯や理由は守秘義務があり、話せない」としている。 民主党大阪府連の尾立源幸代表代行は「寝耳に水。事実なら国会議員として説明責任を果たすべきだ」と語った。 渡辺氏はこれまでに参院選に2度立候補し、落選。今回の衆院選は、民主党の比例近畿ブロックの単独候補として立候補し、名簿順位は48位だった。選挙公報では、「NPO法人顧問」「元代議士秘書」と紹介していた。(吉浜織恵、池尻和生)
【ロンドン=有田哲文】欧州連合(EU)の欧州委員会は9日、大西洋産のクロマグロ(本マグロ)を野生生物を保護するワシントン条約の対象に加えて絶滅危惧(きぐ)種として扱うことを加盟国に提案した。クロマグロはトロが多くとれる高級魚。日本は世界でとれるクロマグロの約8割を消費しており、今後の議論の進展によっては大きな影響が出る可能性がある。 ワシントン条約には、絶滅する恐れがあるとして商取引を禁じる「付属書1(シーラカンス、ジュゴンなど)」と、必ずしも絶滅の恐れはないが商取引を厳重に規制する「付属書2(ジンベエザメなど)」がある。10年3月に開かれる同条約締約国会議で、モナコが大西洋のクロマグロを「付属書1」に加える提案をすることを目指している。 今回の欧州委員会の提案は、モナコの動きを暫定的に支持する内容だ。ディマス欧州委員(環境担当)は「大西洋のクロマグロの保護のための重要なステップだ。科
山手線が命名から100年を迎えるのを記念して、JR東日本は7日、当時の国鉄車両を模した「復刻調ラッピング電車」の運行を始めた。12月4日まで1編成が都心を周回する。 JR東によると、当時の鉄道院(国土交通省の前身)が1909(明治42)年10月12日、品川線(品川―新宿―赤羽間)と豊島線(池袋―田端間)などを山手線と命名。同年12月に電化された。25年に上野―神田間が開通して環状運転が始まった。「やまてせん」と混在していた読みは71年3月、「やまのてせん」に統一された。 緑に近いウグイス色のイメージが定着しているが、ウグイス色の専用車両の登場は63年。誕生から半世紀以上にわたって「ぶどう色2号」と呼ばれる濃い焦げ茶色だった。今回のラッピング電車はこの当時の色で、昭和30年代の装飾を施したという。 乗客増加や技術革新で、運行本数は100年前と比べて3倍以上になった。JR東は「タイムトラ
気象庁が「関東地方で震度5弱程度の揺れがある」とする誤った緊急地震速報を発表した問題で、同庁は25日、地震計のソフトウエアの改修を依頼した明星電気(群馬県伊勢崎市)が、依頼したものとは別のソフトウエアに無断で変更を加えた上、変更内容も誤ったことが原因だったと発表した。 同様の変更は計4台に加えられており、25日夕に改善されるまで、いずれも誤った緊急地震速報を流す可能性があったという。 誤った変更が加えられていたのは、今回の誤報の元となった千葉県南房総市に設置された地震計のほか、千葉市の千葉測候所、兵庫県加西市観測点、大阪管区気象台の地震計。地震の情報を東京と大阪の処理システムに同時に送れるようにするため、気象庁が全国237台の地震計のソフトウエアの改修を明星電気に依頼。同社は24日、手始めに4台に実施したが、依頼分の改修と同時に、地震の振幅のデータを処理するソフトウエアについても無断で
インターネットカフェのトイレで子どもを産み、置き去りにして死なせたとして、警視庁渋谷署は30日、住所不定、無職永末瑞羽容疑者(23)を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕したと発表した。容疑を認めているという。 同署によると、永末容疑者は29日午後4時40分ごろ、東京都渋谷区内のネットカフェの女性用トイレで男児を出産して便器内に放置するなどし、死亡させた疑いがある。 同5時ごろ、通報で駆けつけた警察官がトイレと同じ階の個室にいる永末容疑者を発見した。永末容疑者は今年春に家を出たといい、同店には28日夜に入店していた。
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