圧倒的人生経験不足のおかげというべきか、 人間としての“純度”が、 まだ比較的高いと自負しているところがある。 いやまぁ高いからなんだって話なんだけど。 何も知らないし、 何もかもが新しい。 知ってしまうことを若干恐れているところもあるし、 知らなくても世界は明るいから、 それでいいんじゃないかなって思ってる。 まぁ知らなくて困ることの方が、 圧倒的に多いんだけどね。 白い画用紙でありたい。 真っ白な、 さらっさらの画用紙。 何色にでもなれるけど、 一度あなたの色に染まってしまったら、 二度と綺麗にほかの色を写せないから。 そのままずっと、 あなたの色に染め上げてほしいって、 そう思ってる。 初めて染まるその色を、 大切にしたいと思ってるし、 どうせならほかの色を知らないまま、 一生を終えてしまった方が、 幸せなんじゃないかって。 ほかの色を混ぜて、 濁らせてしまうより、 純色のまま、 綺