広告の出稿元はゲームを使った教育事業を手掛けるゲムトレ(東京都渋谷区)。主力事業の「ゲムトレ」では、ゲームを「楽しく脳を鍛える習い事」と捉え、子ども向けのゲームのオンライン講座を提供している。同社によると、例えばオンラインゲームの「FORTNITE」(フォートナイト)では、さまざまな武器やキャラが登場する上、瞬時の判断が必要になることから、認知力や情報処理能力が向上するという。 同社は広告で、夏目漱石が東京帝国大学(現在の東京大学)を卒業後、当時、低俗と見られていた小説家としてデビューし、代表作『吾輩は猫である』などで日本を代表する文化人になったことに触れ「ゲームの捉え方も変わりはじめた」と指摘。ゲームのプレイを通じて、試行錯誤を繰り返したり、仮想空間上で世界中のユーザーと達成感を分かち合ったりできることから「ゲームは人生を豊かにする力がある」と主張している。 背景に香川県の「ゲーム条例」