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信頼できるタイムスタンプがログに残っていることが障害調査の重要な手がかりとなります。 正確な時刻の確保はサーバ管理の根本ですので、時刻同期の設定はOSをインストール後に最優先で行う作業と位置づけられるものです。 基礎知識として 時刻は ハードウェアクロック とOS上の ソフトウェアクロック がともに刻んでいます。 稼働中はソフトウェアクロックだけが参照されますが、ハードウェアクロックはマシン停止時にも動き続けているので 起動時にはハードウェアクロックがソフトウェアクロックへ読み込まれます。 ネットワークから現在時刻を提供するサービス(NTP)により時刻合わせをします。 このとき、特に時刻を遅らす場合、急に遅らせる操作はしません。時刻が後ろへ飛ぶことによりログの時刻の前後関係がひっくり返る可能性があるからです。 (ログ以外のソフトウェア動作も異常を来すかも知れません) ソフトウェアクロックの
ここでは、ネットワーク上のサーバー及びクライアントマシンの時刻同期をとるためのプロトコルであるNTP(Network Time Protocol )について解説していきます。PCの時刻はマザーボード上のリアルタイムクロック(RTC)によって時間が表示されていますが、この時間はあまり正確ではなく、毎日少しづつ時間が狂っていきます(電池の消耗度にもよりますが、年間約10分程度)。NTPサーバーは、タイムサーバーに接続されたラジオ・クロックや原子時計から時刻を取得し、UTC (協定世界時)に同期させることができます。PCの時刻が狂っていると、メールの送受信時刻が狂ったり、こまめにとっているログの取得時間なども狂ってくることになります。Linuxでは標準でNTPサーバーが付属しているので是非、活用して時刻同期を行いましょう。
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