(CNN) 米地質調査所(USGA)によると、カリブ海の島国ハイチ南部で12日午後5時ごろ、マグニチュード(M)7.0の強い地震があり、カリブ海沿に一時津波警報が発令された。 震源地は首都ポルトープランスの南西約15キロ、震源の深さは約10キロ。続いてM5.9と5.5の余震が発生した。 現時点で詳しい被害状況は不明だが、レイモンド・ジョセフ駐米ハイチ大使はハイチ政府関係者からの情報として、住宅が軒並み倒壊し、壊滅的な被害が出ていると話した。AP通信は病院が倒壊したと伝えている。 非政府組織(NGO)ワールド・ビジョンのハイチ支部長は、揺れが35秒ほど続き、街中から悲鳴が聞こえたと語った。建物の壁が崩れて通りにはがれきが散乱し、交通が遮断されているという。 この地震でハイチとキューバ、ドミニカ共和国、バハマの沿岸に津波警報が出され、ドミニカの首都サントドミンゴで12センチの津波が観測されたが