2019年のUbuntu 2018年のUbuntuは、18.04 LTSのリリースや、18.04 LTSへの10年サポートの提供のアナウンスが行われる等、派手さはないものの着実な変化が生じた一年でした。 2019年はUbuntuとしては20.04 LTSに向け、19.04と19.10がリリースされる予定の年です。「LTSの前」のリリースは実験的な新機能が数多く投入されるため、激しい変化がもたらされる可能性があると同時に[1]、Ubuntuを取り巻くコンピューティング環境にドラスティックな変化がもたらされる年となる可能性もあります。業界そのもので見ると、これまでの常識のうちのいくつかが書き換わる年になる可能性がある、ということです。 今回は、『2019年のUbuntu』として、今年のUbuntuそのものの開発の動向や、Ubuntuに影響しうる事柄について(一部妄想を交えて)見ていきまし