創作の人物の疑いが強い世界史で登場する人物たち 子どもの頃にかつて歴史で学んだ人物が、大人になって実は存在しないことが分かってショックを受ける、ということがあります。 例えば、武蔵坊弁慶や紀伊国屋文左衛門、少しマイナーなところだと後醍醐天皇の孫・尹良親王や、那須与一の弟・那須宗久など、創作の可能性が高いと言われています。 聖徳太子も創作である説もあり、もし本当だったら日本の歴史がひっくり返る大事件です。 日本史だけでも数多くいるのですから、世界史にはとてつもなく大勢の「存在しなかった人物」がいます。今回は前後編でそんな人物たちをピックアップします。 1. 李自成のブレーン・李巌(りがん) 優しく強く、貧しい人たちの味方・李巌 一介の駅卒から身を起こした李自成は、大勢力を誇る盗賊団の首領になり、ライバルの軍閥や盗賊団を蹴散らし、とうとう明王朝を倒してしまいます。その後、北方からやってきた満洲
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