毎季、泡沫の如く現れては消えるトレンドアイテムにも、今後希少価値が高まることが予想されるものも多い。アイウェアの目利きである根本茂行さんは「現存するものだと職人によるタマ数の少ないモデルや、デッドストックなどの一点物は付加価値がつきやすいですね。眼鏡ブランドだと、90年代から2000年代初頭に生産されていたLunorのデッドストックなどはそうです」。また今季注目度の高い古着でも、同様の流れが見て取れると、栗原道彦さんも語る。「実際に買い付けをしていて、ラングラーのデニムシャツが年々減っていると思います。あと米国本国でも、米国製のアイテムが見つからなくなっているので、今は購入可能なアイテムもいつなくなってもおかしくないですね」。 根本茂行 恵比寿にあるアイウェアのセレクトショップ「Continuer(コンティニュエ)」のプレス担当。国内外を問わず、ベーシックでありながらもどこかトレンド感のあ