実は空冷時代の911にも短期間、そしてごくわずかな台数だけ、同名のグレードが生産された過去がある。徹底した軽量化が施されるなど、そもそもはモータースポーツのホモロゲーション獲得用に開発が行われ、実際にいくつかのコンペティションシーンで活躍した記録が残る、1967年に発売された911Rがそれだ。 デビューのタイミングに半世紀近い隔たりを持った同名の2台。その『R』の文字に込められたのは、もちろん“Racing”に由来をしたメッセージが基本。 一方で、現行991型GT3RSのメカニカルコンポーネンツを最大限に生かしつつ復活を果たした新型の場合、そこには同時に「ReduceやRefine、そしてRareという3つの意味も含まれいる」というのが、シュトゥットガルト本社でのインタビューに答えてくれた、同車のプロジェクトマネージャー氏によるコメントでもあった。 サーキットでのラップタイム短縮を最大の目