私は若い頃、10代も半ばを過ぎて、ファッションやらクルマ、色恋などに強い興味を抱くようになってからずーっと、「早くカッコヨイ大人の男になりたいものだ」という欲望に憑かれていた。 70年安保闘争前後の騒然とした時代の中で、一応、「30歳以上のヤツの言葉を信じるな」という反体制的なポーズを取りながらも、内心では自分の若さ、未熟さを疎ましく感じ、”成熟”することに漠然と憧れていた。 そんな時期に出会った1冊の本。伊丹十三(当時は一三)の『ヨーロッパ退屈日記』から受けた衝撃は大変なもので、その後の私の人生に大きな影響を与えた。 英国車ジャガーは正しくは「ジャギュア」と発音し、ジャギュアの部品は100以上の会社から調達され、電気系統はルーカス、タイヤはダンロップ、計器はスミス、ボディはプレスド・スティールという会社の製品であること。映画やドラマの脚本で説明台詞は愚劣であるということ(当時は将来、演出
Words & Styling: Tomoki Sukezane Photos: Yoshiyuki Nagatomo Hair & Grooming: KENICHI for sense of humour (eight peace) 最近、僕の周りではキューバ旅行がブームである。僕もこれまでに2回ほど行くチャンスがあったが、結局は諸事情で叶わず、未だに行ったことがない。先日もたまたま見たテレビでキューバのドキュメンタリーをやっていて、改めて行ってみたいと思った。キューバはアメリカとの国交正常化に伴い、今後はどんどん近代化が進むだろう。となると、今ある街の景観や人々の生活様式など、これまで培われてきたその独特なスタイルは徐々に薄まっていく可能性が高い。渡航はしやすくなるのだろうが、今のキューバが壊されないうちにぜひ見に行きたいと思う。40〜50年代のポンコツなアメ車で街を流しながら、シガ
ランボルギーニ ウラカンは、2014年のジュネーブショーにてまず4WD+クーペボディの「LP610-4」とともにデビュー。その後4WDスパイダーおよびRWDクーペと、順当にファミリーを形成してきた。そして今年、現在開催中のLAショーで待望の後輪駆動スパイダーモデルを追加。これによりウラカンファミリーの中核モデルすべてが出揃うこととなった。 ランボルギーニ社曰く「オープンカーの楽しさとウラカン RWDのテクノロジーによるピュアな走り心地を兼ね備えた」というこの新型ウラカン RWD スパイダーは、フロントノーズ/リアエンドともにRWDクーペと同じスタイルを採用。その結果、4WDバージョンのウラカン スパイダー以上にダイナミックで勇ましいフォルムを得たとアピールする。 一方ミッドシップに搭載され、後輪のみを駆動する5.2リッターの自然吸気V10エンジンは、クーペ版の後輪駆動モデルと同じく580p
ニューヨークでドナルド・トランプさんを目撃したことのあるわたくしですから、将棋指しの方々なんて当然のごとく多数目撃、実際にお話をさせていただいたことだってあります。ここ20年最強といわれていた羽生世代の方々もほとんどナマで拝見してきました。 正直に申し上げましょう。全員、かっこよくないです。それよりうんとお年を召した加藤一二三(ひふみん)センパイあたりはかわいい服を着てますが、ほとんどの方々がおしゃれとはほど遠いお召し物です。ごめんなさい。好きなタイプが髙田延彦、五郎丸、ベネディクト・カンバーバッチ、ハリー・スタイルというわたくしのどうしようもない私見をどうぞ、お許しください。 それでも、それでも、世界一セクシーな男の職業は将棋指しだと声を特大にして申し上げたいのです。
今年もっとも活躍した男たちを讃えるアワード「GQ Men of the Year」の季節がやってきた。本連載では小誌執筆陣が“極私的”に推薦する2016年の顔を紹介する。第9回は様々な雑誌で活躍するジャーナリストのサトータケシの推薦。 文・サトータケシ エレファントカシマシの48枚目のシングル「夢を追う旅人」 2016年は、エレファントカシマシで始まった。恒例の新春ライブ、1月4日の東京国際フォーラムでのエレカシは感動的だった。何に感動したかって、発売されたばかりの新譜『RAINBOW』の曲がどれも、とてつもなくよかった。 エレカシのメンバー4人は中学、高校の同級生で、2016年は全員50歳。50歳のミュージシャンが、ジューク、ハタチの頃よりもいい曲を書くって、相当のことですよ。そんな人、見たことありますか?しかも手クセで書けるかつての名曲の焼き直しではなく、50歳にして新しい曲調、サウン
そんな私はかなりの恋愛下手です。学校、アルバイト先、合コン、会社。色々な場で出会った女性には付き合うまでにあっさりふられてしまいます。 高校生の時には、周りの友人らが花火大会に出かけているときに、ひとりで塾へ。大学時代も同じく、周りの友人らが青春謳歌をしているときに、アルバイトをしていました。稼いだお金は旅行や酒代、風俗代に消えていきました。 友人も少しはいますが、基本的にはひとり行動しかできませんでした。といっても今は営業マンをしていますので、人見知りはまったくしませんし、よく喋ります。 しかし、私が好きになる女のこ、ほとんどに相手にされません。メールをしていて、食事に誘ったり、私の好意がわかるとみなフェイドアウトしていきます。 別に変な内容を送ったりしていません。話していて、メールが長かったりつまらない男なのかもしれません。でも新しく恋愛をすることが臆病というか、本当に面倒臭くなります
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く