今年解散を発表し、その30年の歴史に幕を閉じることを決意したダンスカンパニー「パパ・タラフマラ」。今回CINRA.NETでは、12月から3月にかけて行われるファイナル・フェスティバルに先立ち、主宰の小池博史と、パパ・タラフマラとの関係も深いセゾン文化財団理事長 堤清二との対談が実現。 現代社会は行き詰まっていると分析する堤清二氏は、ご存知のとおりセゾングループの代表として西武美術館、パルコ、無印良品などを世の中に送り出し、バブル期以降の日本の都市文化を牽引してきた張本人である。その堤氏が1987年に民間の財団としてセゾン文化財団を立ち上げて、最初に助成したカンパニーのひとつがパパ・タラフマラだった。舞台芸術を支援することの意味、そしてカンパニーを継続することの困難さ。2人が駆け抜けたこの30年と、これからの舞台芸術と文化の未来について、本音で語り合ってもらった。 「解散」という事件を通して