おもしろいアイデアというのは、あるものだ。 ウィキペディアの記事の信頼性を ひと目で見分けられるようにする 画期的なアイデアを紹介する。 ●ブリタニカにはなくて、ウィキペディアにあるもの 一昨年、科学雑誌の「ネイチャー」が、ブリタニカとウィキペディアの記事の誤りの数はあまり変わらないと調査結果を発表し、ブリタニカが猛反発す る事件があった。百科事典界の頂点に君臨してきたブリタニカの原稿が、誰が書いたかわからない原稿と同じと言われてはたまらない、というわけで、ブリタニ カは、「調査の仕方がおかしい。記事を撤回しろ」とクレームをつけた。権威ある科学誌の看板を掲げるネイチャーのほうも引かず、調査は妥当なので撤回する 気はないと突っぱねた。 論争の勝敗はともかく、ひとつはっきりしているのは、ブリタニカの編集の方法は確立しているのに対し、ウィキペディア は、よりベターなものがあればいつでも変わりうる