小さなカタツムリは、鳥に食べられた後、消化されずに生きたまま糞と一緒にばらまかれて移動する—このような説を裏付ける研究成果が、東北大学の大学院生・和田慎一郎さんらによって発表されました。 Tiny snails survive digestion by birds: BBC Snails can survive passage through a bird’s digestive system: Journal of Biogeography 果物を食べた鳥が、その種を糞とともまき散らす事で、植物の分布を広げるのに一役買っている事は良く知られています。これを被食型の動物散布といいます。 しかし、動物が鳥に食べられて散布される現象は、広く知られていません。 今回、和田さんらは、鳥にカタツムリの一種のノミガイを食べさせたところ、糞と一緒に排泄された一部のノミガイが生存できる事を発見しました。
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