今回は、「ゆるゆり」11巻の特装版の特典小冊子「ゆるゆり さいしょのほうR」を紹介します。 この小冊子の内容は、「ゆるゆり」の最初期（第1～4話）を最近の作風に合わせてリメイクしたものです。すごいのは、単なる加筆修正などではなく全編一から描き直しされていること。 シナリオも全面的に見直されており、話の流れが自然になったほか、キャラ達の言動のブレも極力改善されています。それに加え、ギャグパートにはかなり大胆な追加や差し替えがあるため、ギャグ漫画としてはもはや新作と呼んでも良いレベルです。 以下では、収録されている4つのエピソードをオリジナル版と比較しつつ紹介していきます。 1★　永遠はあるらしいよ…ならば奇跡は!?R 記念すべき第1話。最初の2コマはオリジナルにほぼ忠実ながらも、画風の変化が感じ取れます。 ↓ そして3コマ目以降はさっそく大きな変化が。 ↓ あかりの「わーい祝え祝えー」「プレ

映画「プリキュアオールスターズ　NewStage2　こころのともだち」を見ました。タイトルの通り、歴代プリキュアが総登場する豪華な映画です。 妖精学校 ここは、妖精たちが学ぶ妖精学校。今日は特別講師としてフレッシュプリキュアの妖精・タルトが来ています。 妖精達にとって、プリキュアの妖精は憧れの的。タルトは生徒たちから大人気です。しかし、そんなみんなの輪に入らず、周囲から浮いている生徒がいました。自分勝手で乱暴者のグレルと、泣き虫のエンエンです。 プリキュアなんてくだらないと嘲笑して教室を飛び出したグレルは、立ち入り禁止区域にて怪しい光を放つ水晶を発見します。グレルが水晶に近づくと、グレルにそっくりな形をした「影」が現れました。 この影は、いわばグレルの心の闇が実体化したもの。影はグレルに、「プリキュアなんて変身できなければ何もできない普通の女の子」であることを証明してやろうと持ちかけます。

「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」第15局がニコニコ動画等で無料配信中です。 あらすじ 灼の大活躍により、阿知賀は2位で副将戦を終えます。1位の白糸台との差もわずかです。 そしていよいよ大将戦。阿知賀からは我らが主人公（たぶん…）の高鴨穏乃が満を持して出場です。今回はいつものジャージをやめ、制服姿。 新道寺からは鶴田姫子が登場。副将の哩とは強い絆でつながっており、副将戦で哩があがったのと同じ局で倍の飜数であがる能力を持ちます。 そして千里山からは清水谷竜華。強敵たちを前にさすがに苦戦を覚悟しますが、怜に膝枕してあげた際にもらった力によって、なんと竜華も未来を見る能力を発現させます。 最後に、1位の白糸台からは大星淡（おおほし　あわい）。他の3校と違いチームメイトとの友情描写は薄いものの、ただならぬオーラを放つ得体のしれない選手です。 強力な特殊能力が飛び交い混戦

最近、「WHITE ALBUM2 同好会ラジオ」で生天目仁美さんがピアノの特訓をするコーナーが始まりました。 ピアノが上手くなるアイデアなども募集しているとのことだったので、ドキドキ！プリキュアの楽譜で練習してみたらどうでしょうかというメールを送ってみたところ、今日（4月12日）更新分でなんと読まれていました（37:30くらい～）。 それに対する生天目さんのリアクションは・・・「何のラジオだって話になる」という感じでした。・・・そりゃそうですね。 その後今日の生天目さんの演奏が始まりますが、右手のメロディ部分だけなうえ、結局Aメロの途中で突っかかったまま終わるなど、相変わらずな感じです。個人的には、生天目さんは歌も上手いし音楽的センスが高そうな気がしていたのですが、さすがに何でもできるというわけではなかったみたいですね。なんだかすごく共感できました。 ちなみに課題曲はゲーム版OPの「届かな

「コミック百合姫 2013年 3月号」で百合姫のオンライン版「ニコニコ百合姫」の告知がされています。 ゲーマーズ特典ペーパーのなもりさんのコメントでは「コミック百合姫オンライン」となっているのですが、正式名称はこちらの「ニコニコ百合姫」のようです。 目玉は「ゆるゆり」の番外編「大室家」。その他にも「きものなでしこ」「犬神さんと猫山さん」も百合姫本誌と同時連載がされるようです。 現時点で参加が発表されている漫画家は、なもりさん、八色さん、くずしろさん、ねこ太さん、すこやかさんの5人ですが、今後随時追加される予定もあるとのこと。 後悔開始予定日は2013年2月18日で、その後は偶数月の更新となります。ちょうど百合姫本誌と交互に新しい号が出ることになるので退屈せずに済みそうですね。 「百合姫 ON LINE（仮）」とは何だったのか というわけで、非常にめでたい百合姫のWEB展開開始。ですが、実は

2012年も今日で最後ということで、せっかくなので今年個人的に印象に残った百合的なあれこれを勝手にランキングにしてみようと思います。 最初に断わっておきますが、このランキングはさっき思いついただけで、特に厳密な審査とか検討とかをしたわけではありません。読者の方からすると「あれが入ってないのはなぜ！？」とか色々あると思いますが、多分単に私がその作品を読んでない（見てない、プレイしてない）とか忘れてるだけなので深く考えないでください。 ニューフェイス部門 今年からスタート（単行本1巻の発売）した作品のうち、個人的に気に入ったものを挙げていきます。 第3位 「桜Trick」 女の子たちがひたすらキスするだけの4コマ漫画。 一応学園ものだったりいろんなキャラクターが出てきたりしますがぶっちゃけただキスさせたいだけです。ストーリーとかあってないようなもの。でもそれがいい。 第2位 「咲-Saki-　

最初に断わっておくと、これから紹介する作品は百合ゲーではありません。あくまで作品内の一部の描写に注目した個人的な解釈であり、一般的ではありませんのであらかじめご了承ください。 今回紹介するのは、12月20日にPS3移植版が発売される「WHITE ALBUM2」。 前作がアニメ化されており、「2」のPC版が発売された際も結構話題になっていたので知っている人もいるかと思います。主人公（男です）と２人のヒロインの愛憎入り混じった複雑な恋愛関係を描いた作品で、決して百合ものではないのですが、同時にメインヒロイン２人の間の人間関係がかなり濃く描かれています。個人的には主人公とヒロインの恋愛よりも、ヒロイン2人の関係性のほうがずっと気になってしまったほどです。 この作品のメインヒロインは、雪菜とかずさの2人（正確には他にもサブ的な攻略対象キャラがいますがここでは割愛）。 雪菜は誰からも好かれる学園のア

「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」の漫画版（小林 立さん原作、五十嵐あぐりさん作画）の第4巻を読みました。 先鋒戦、決着 今回は準決勝先鋒戦のオーラスからです。圧倒的強さで他の３人を蹂躙する、チャンピオンこと宮永照。 自分を支えてくれたみんなのためにも負けられない千里山の怜は、最後の力を振り絞って三巡先を読む力を使います。 そして阿知賀の玄に大きな手が来ることを読んだ怜は、照を止めるため玄にアガリを託します。これを察した新堂寺の花田もこれをサポートし、あとは玄が余計なドラを捨てて勝負に出るだけ。 これまで「別れ」を恐れるあまりドラを捨てられずに来た玄でしたが、ここは未来へ進むため、あえて別れを告げることを決意します。そして玄はリーチをかけ、怜の狙いどおりにこれが照に直撃。 こうして照の独壇場に思われた先鋒戦は、最後に照が玄に大きく振り込むという意外な結末をもっ

アニメ「咲-Saki-」の公式サイトで、「咲-Saki- 全国編」と「阿知賀編スペシャルエピソード第13話～」のアニメ化が発表されています。 公式サイトでは文章上はあっさりした告知文があるだけですが、同時にPVが公開されており、こちらを見たほうが概要がわかりやすいです。 「阿知賀編」スペシャルエピソード　第13話～ PVでまず紹介されるのは「阿知賀編スペシャルエピソード第13話～」。 すでに絵はかなり出来上がっているようで、完成品の新作OP映像をそのまま流している感じに見えます。TVアニメ最終話の続きにあたる次鋒戦以降のイメージシーンが次々と映し出され、かなりの激闘の予感。「咲-Saki-」らしいダイナミックな演出もさらにエスカレートしている模様。 ボーリング投法を披露する灼さん 何かを砲撃する人 この何砲撃してる子はPV内でもう１人の女の子とペアで描かれている部分が多く、もしかしたら百合

かきふらいさんの「けいおん! highschool」を読みました。 先月発売の「けいおん! college」が唯たちの大学生活を描いていたのに対し、この「けいおん! highschool」では高校3年生となった梓たちが描かれています。 新部長・梓 現在の軽音部の部長は梓で、ほぼ主人公のような扱いです。これまでは後輩キャラのイメージが強かった梓ですが、今回は3年生にして部長ということで、先輩としての側面が描かれています。 ちなみに、歌が下手だったという衝撃の事実が発覚しています。 憂＆純 友達の憂と純もいつの間にか軽音部に入部していたようで、第1話からレギュラーとなっています。 憂はお姉ちゃん大好きなキャラでしたが、今回は唯がほとんど出てこないのでそのへんはちょっと控えめ。ただ、髪型を変えて得意の唯のモノマネをするシーンがあったり。 あと純は・・・強いて言うならおふざけ担当で律ポジションでし

すでにニュースで話題になっているように、iPS細胞の生みの親である山中伸弥さん（京都大教授）がノーベル生理学・医学賞を受賞しました。 それをなぜこのブログで紹介するのかというと、フィクションで同性で子供を作る方法としてよく取り上げられているからです。漠然と科学の力で女の子どうしでも子供を作れると表現している作品もありますが、「iPS細胞」の名前をはっきりと出している作品だと「咲-saki-」が有名でしょうか。 ※iPS細胞はタコスではありません といっても私もiPS細胞について詳しくは知らないので、ニュースなどで調べてみたところ以下のようなもののようです。 ＞皮膚などの細胞に３～４種類の遺伝子を導入して「初期化」したｉＰＳ細胞は、 ＞さまざまな種類の細胞に変化することができ、ほぼ無限に増殖する。 ＞難病患者からｉＰＳ細胞を作れば原因解明や新薬開発に役立つほか、 ＞将来は脊髄損傷患者にｉＰＳ

アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」公式サイトで、第２期の製作が発表されています。 第1期では一応の黒幕を倒したものの、怪物「ノイズ」は引き続き出現し主人公たちの戦いは続いているようだったので、お話の続き自体は無理なく作れそうなですね。 監督交代？ 現在スタッフが公開されています。原作は引き続き上松範康さんと金子彰史さんですが、監督が伊藤達文さんから小野勝巳さんに代わっています。正直第1期は演出があまり上手く行っているようには思えなかったので、監督交代は個人的にはむしろ期待しています。 特に戦闘関係は不満点が多く、歌の盛り上がりと戦闘のクライマックスのタイミングがズレている、主人公や敵の強さのバランスがあいまいで状況がわかりづらい、敵が棒立ちすぎて緊張感がない、等々いろいろと残念な点がありました。 シナリオははっきり言って突っ込みどころ満載なのに、演出がウケを狙っているのかシリアスなのかはっきり

かきふらいさんの「けいおん! college」を読みました。 帰ってきた放課後ティータイム タイトルの通り、「けいおん!」の大学生編といった内容です。同じ女子大に進学した「放課後ティータイム」の4人に加え、大学の軽音部のメンバーも加わって、新たな日常が繰り広げられます。 唯たちも、大学生となってすっかり大人っぽく・・・ たいして変わってませんね。 ちなみに4人とも同じ寮に住むことになったようです。このため、朝にお互いを部屋まで起こしに行くといったこれまでなかった光景も見られます。 新生活に不安もありますが、みんなと一緒なこともあって、それ以上に期待に胸を膨らませているようです。 ライバル？恩那組 高校生編は基本的にこの4人＋αだけで話が進んでいましたが、今回は大学の軽音部で新たに出会うメンバーも登場します。部員は結構いるようですが、特に出番が多いのは唯たちと同じく1年生の3人。 髪が短いの

「コミック百合姫」2012年11月号を読みました。 まず注目は表紙。これまでの号の表紙イラストは連作になっており、前号は「二股がばれて修羅場」な展開を予感させる絵になっていました。 そして今回の表紙はイラストというより漫画そのものです。 表紙をめくるとそのまま漫画の続きが描かれています。これまでイラストのみだったのでストーリーがはっきりしなかったのですが、今回判明したストーリーは予想以上にドロドロしたものでした。お互いに責任を押し付けあう、醜いといっても過言ではない言葉が飛び交います。 激しい言い争いのうえ、お互いを信用できなくなった女の子4人の関係は完全に壊れてしまいます。最後はそれぞれ相手に去られてしまった２人が抱き合うところで終わっていますが・・・ なんとも後味が悪く、この先にも何かと遺恨が残りそうな終わり方でした。こんなですが左下に小さく「Happy End」と書かれています。 な

第7話「姉妹事情あれこれそれどれ」 タイトルのとおり、各キャラそれぞれの姉妹との関係が描かれます。それにしても姉妹がいるキャラ多いですね。 まずは大室家。櫻子は家でも姉妹たちからぞんざいに扱われているようです。姉はまだしも、妹からも呼び捨てにされ馬鹿にされているように見えます。 そして池田家。千歳の妹の千鶴は、千歳と綾乃が上手く行くように密かに応援しているようです。千歳の妹だけあって、ここでかなりの尺の妄想タイムが入ります。 古谷家では、向日葵が無理なダイエットをして、妹を心配させるという一幕もあります。これを見た向日葵がちょっと本気で怒っており、真面目な雰囲気です。このアニメはなぜか櫻子・向日葵関連で急にシリアスににあることがありますね。 終盤の赤座家のシーンでは、これまで存在がにおわされる程度だったあかりの姉が登場。一見やさしくて素敵なお姉さんのようですが、影では・・・ かぶっているの

先月の初代サモンナイトに続き、「サモンナイト2」がゲームアーカイブスで配信開始されました。今回も期間限定で300円での配信です。 さっそく購入してプレイしてみました。以前にも書いたとおり私はサモンナイトシリーズはGBAのクラフトソード物語しか知らないので、新鮮にプレイできそうです。10年以上前の作品のようですが、プレイステーション後期の作品ということもありドット絵は非常に力が入っています。PSPの小さい画面で見る限りは最近の作品と遜色ありません。 今回も主人公を男女から選べますが、4人いた前作と違って今回は２人のようです。 もちろん女性主人公を選択。デフォルト名はトリス。 現実世界から呼ばれた前作の主人公と違い、トリスははじめからこちらの世界の住人のようです。トリスは召喚士の卵で、最初の戦闘は召喚士になるための試験という設定。また、ここで「護衛獣」を一体選ぶことができるのですが、4体いるう

「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」の漫画版（小林 立さん原作、五十嵐あぐりさん作画）の第3巻を読みました。 ストーリーは6月まで放送されていたアニメ版とほぼ同じです。今回は、「咲-saki-」本編のキャラである桃子と出会った穏乃たちが、その紹介で鶴賀学園のメンバーと特訓をするところから始まります。 ちなみに、ゆみは県大会の時以上に桃子に懐かれている模様です。 以前は人前で抱きつくのは止めていたと思うのですが、諦めたのか受け入れたのかもう拒んでいません。ちょっと困り顔ではあるのですが・・・。 さらには遅れて美穂子も登場します。 この後の特訓シーン自体はアニメと比べてかなりあっさりしており、阿知賀編メンバーはいろいろ得るものがあったのようなのですが、詳しくは語られません。特訓の具体的な成果は、今後の試合本番で発揮されることになるんでしょうか。 そして、ついに準決勝

タチさんの漫画「桜Trick」第1巻を読みました。 美里西高校に入学したばかりの、春香と優。中学からずっと仲良しだった２人ですが、春香は、なぜか優との関係がこれまで以上にすごいことになってしまいそうな予感が・・・。 そんな予感とは裏腹に、優が入学早々にクラスの人気者になってしまい、春香はちょっとスネてしまいます。優は春香の機嫌を直すため、他の娘とは絶対にしない「特別なこと」をしようと提案します。それは・・・ キスでした。 こうして仲直りした２人は、この後もみんなの目を盗んでは学校のあちこちでキスをするようになります。 ベランダでキス。 勉強しながらキス。 口移しからのキス。 肝試しでキス。 ・・・と、ほとんど毎回何かと理由をつけては春香と優はキスしています。 クラスメイトたち ちなみにクラスメイト達も春香と優ほどではないにせよかなり怪しい雰囲気で、特にしずくとコトネはキスしているシーンもあ

正直どうでもいいいようなことなのですが、「咲-Saki- 阿知賀編」のドラゴンロードさんこと松実玄について以前から気になっていたことがあります。それは、ドラゴンロードさんは友達がいないのではないか？ということです。 今回の漫画版3巻に収録されている番外編でも、そのあたりの印象がかえって強まっています。ここでも描かれているように、玄は子ども麻雀クラブの解散以来、麻雀部の部室を１人で掃除していました。 本編第1話の描写も見る限り、誰も来ないこの部屋に１人で2年以上通っていたことになります。 一緒に来てくれる人はいなかったのでしょうか？というか、麻雀部に一緒に入ってくれる友達はいないのでしょうか？「咲-saki-」の世界での麻雀は女の子にも大人気という設定なので、ガチで県大会とかを狙わないまでも、趣味で麻雀する子くらいはいてもおかしくないのですが・・・。 考えてみると、子ども麻雀クラブの仲間以外

漫画「ゆりキャン　～ゆりかのキャンパスライフ～」（原作：原田重光、作画：瀬口たかひろ）を読んでみました。 舞台は伝統ある名門女子大・白泉女子大学（出版社が白泉社だから？）。ここでは厳しい校則と男子禁制により、伝統的に百合の世界が広がっているといいます。そしてそこに通う主人公・ゆりかは、とにかく女の子からモテモテなお嬢様ですが、本人も理由がわからない上、自身はいたってノーマルなのでちょっと困惑気味な毎日を送っています。 学内の半分以上の女の子と関係を持っているなんて、ありえない噂まで流れているようです。 しかしある日、父親の会社が倒産してゆりかはいっきに貧乏に。ゆりかは仕方なく周囲の女の子からお金を借りるとか、ご飯をおごってもらうなどして、当分の生活をしのぐことになるのですが、その過程でゆりかの女スケコマシの才能が目覚めていきます。ゆりかには全然その気はないんですが、ゆりかの言動の一つ一つが