3年前の記事(http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100905/p3)を少し短く編集して再録。 (※前半略 ) それはともかく。 この朝鮮戦争は、金日成という全体主義体制を構築した独裁者らが、欲望と打算にまみれて引き起こした戦争だということに21世紀の今、疑問をさしはさむ人はいないだろう。それを前提にしたうえで。 この前、マイケル・サンデル先生が日本に来たときの講義テーマに 「道徳的責任や義務は、その行為を選択した個人が負うべきか、集団で負うべきか」「自分が生まれる前の祖父の世代の行いに、今の私は責任を負うべきか」というのがあったそうだ。 そしてそこから発展して 「オバマは原爆投下を謝罪すべきか」 「今の日本人は1930年代からの行為で東アジアに謝罪すべきか」 というふうになり、会場では賛否真っ二つだったという(2010年8月30日 朝日新聞教育面より) いまの