私、生まれも育ちも葛飾柴又、人呼んでフーテンの寅と発します。主演・渥美清、監督・山田洋次で贈る、27年に渡る下町人情喜劇シリーズ記念すべき第1作!(1969年) (C)1969 松竹株式会社 Storyストーリー 中学生の時にオヤジとケンカして家をとびだし露天商売人となり、日本全国を渡り歩いていた車寅次郎(渥美清)こと“フーテンの寅”は、20年ぶりに葛飾柴又に帰ってきた。というのも唯一人の妹・さくら(倍賞千恵子)を残して両親が死んだと風の便りに聞いたからだった。今は帝釈様の門前の団子屋「とらや」のおいちゃん(森川信)おばちゃん(三崎千恵子)のところに世話になっているさくらを見て、胸が熱くなる寅次郎。だが、早速さくらの見合いをぶち壊し、いたたまれず再び旅に出てしまう。寅次郎は奈良で幼なじみの冬子(光本幸子)と再会し恋をしてしまい、冬子について再び柴又へ戻ってくるのだった。一方、「とらや」の隣