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  • 未来をいま超えよう:週刊少年サンデー2021年/33号: 完成原稿速報・ブログ版

    今回は原稿のリークは避けて、以前に描いた単行の表紙です。 最終話、先ほどアップしました。 案の定「終わった・・!」という実感はありませんね。まだ単行作業もあるし、進行がギリギリだったし、最終話で増ページもらったのはいいけどいつものリズムが崩れ、描いても描いても終わらないような感じだったし、このあと慌ただしく取材旅行だし、描き終えたあとめっちゃ時間あるような気がしてたのに、スケジュール確認したら次の予定もけっこうタイトなんで、すぐ次の準備始めなきゃだし・・・この商売、いつもそんなもんです(笑)。 1巻で描いた未来予知というのは、あくまでも「無限の可能性があるからこそ危なっかしい子供たち」「時空を超えてこんがらかった運命」という主題をあらわすシーンであって、まさか当にそこに至るまでの・・・というか阻止するまでの時間の経過を描くことになるとは思ってませんでした。なので小学生編のラストを描い

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    gryphon 2021/07/04
    “1巻で描いた未来予知というのは、あくまでも…主題をあらわすシーンであって、まさか本当にそこに至るまでの・・・というか阻止するまでの時間の経過を描くことになるとは思ってませんでした”
  • 次号、最終回!:週刊少年サンデー2021年/32号: 完成原稿速報・ブログ版

    あと一話です。当ならもう最後まで描き終わってないといけないのですが、単行作業とかカラーとかに手を取られて入稿が周回遅れのギリギリなため、明日から最終話の作業です。いちおうネームは先に完成させてるんで、最終話が雑誌掲載に間に合わなくて落ちるということはないと思います・・・たぶん。関係各所のみなさまにはご迷惑をおかけしておりますが、最後ですので何卒よろしくお願いします。 絶チルとお別れするという実感は、まだあまりありません。長いこと毎日、寝ても覚めても家族同然につきあってきたキャラクターをもう描かなくなるわけですから、作者が一番作品ロスに陥ってもおかしくないと思います。でも私の場合、週刊連載は4やりましたけど、どの連載もだいたいスケジュールはバタバタで、さらに最終話ともなると作画カロリー計算が普段よりも甘くなることもあり、あまり噛みしめるヒマもないのが通例というか。そして雑誌連載が終わっ

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    gryphon 2021/06/25
    “キャラクターと長く深くつきあうと、もうなんか描いてても描いてなくても、彼らは心の中に実在の人物みたくずっと存在するんですよ。美神や横島やおキヌ、信長や日吉なんかは当たり前に今もずっと一緒にいます”
  • 長編の最後に来る日常パートは割と好き:週刊少年サンデー2021年/30号: 完成原稿速報・ブログ版

    別にバトルものではない漫画でも、長期連載のクライマックスにはかなり非日常が入ってくるものじゃないでしょうか。で、それが終わったあとまた日常に戻るんだけど、もうあんまりページ数はないので読んでるとちょっとドキドキする的な。作品の中でもごく限られた時期にだけ味わえるレアな部分です。牛肉でいったらテールみたいなもんでしょうか。違うかな(笑)。 さて、絶チルにしろ美神にしろ、売れてないわけではぜんぜんないけども、「大ヒット」かというとそうではないと思うのですよ。もちろんこんだけ長期連載させてもらえる作品ってのはそんなにないし、アニメにしてもらったりイベントやってもらったりしてるわけですから、ヒットには違いないし、卑下する必要はまったくないと思いますけども。むしろ卑下したら怒られます。とはいえ、進撃するアレとか鬼滅するアレとか、問答無用の大ヒット作がどーんとフィナーレを迎えた同じ時期、それとは違って

    gryphon
    gryphon 2021/06/13
    あと5回とか描かれていたな
  • 俺たちの戦いはこれからだ :週刊少年サンデー2021/26号: 完成原稿速報・ブログ版

    最初登場させたとき、兵部のことは「物語をかきまわすトリックスター」だと思ってました。しかし描いているうち、だんだんあいつこそがこの漫画の<裏主人公>であることがわかってきて、彼が自分の過去になんらかの決着をつけることが、チルドレンの未来に希望を生むことになるんじゃないかなー的な。そしてついに、このたびめでたくなんか決着がついたような気がします。 早乙女隊長のことはアニメでアンリミテッド(←婉曲表現)して、漫画の方でも「あいつも人としてかわいそうなヤツだったんだなーって(←ざっくり意訳)」みたいなこと言ってましたけど、でもまだ彼の中では何かが成仏できないままだと感じてました。それが今回描いたとあるシーンで「あ、いまこいつの物語は完結した」と感じるに至った次第です。以下ちょっとだけネタバレなんで、封はしておきますね。漫画編を読んだあとでクリックするか、いま先に読んじゃうかはお任せします。まー

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    gryphon 2021/05/11
    “…とあるシーンで「あ、いまこいつの物語は完結した」と感じるに至った次第です。以下ちょっとだけネタバレなんで、封はしておきますね。漫画本編を読んだあとでクリックするか、いま先に読んじゃうかはお任せ…”
  • 完成原稿速報・ブログ版

    連載開始時から描きたかったエピソードのひとつです。どれくらい描きたかったかというと、この回のための作画資料として二年前からおでん缶を買い込んでました(笑)。コミカライズをやらせてもらえることになったとき、私からのお土産としてかごめちゃんにおでんを届けてあげたくて。できればお母さんの手作りをタッパーに入れてとわちゃんに持たせたいところでしたが、さすがにそれは無理があるので缶詰に。 高橋留美子先生の中では、『犬夜叉』の後日譚として「かごめが現代に里帰りする」という選択肢はないとのこと。「犬夜叉と生きていく」と決意するラストシーンは「現代での生活を全て失い二度と戻れない」と知った上での選択で、だから我々の胸を打つんですね。したがってコミカライズでも家族の再会はNGです。ただ、私は残された家族を我々ファンに重ね「かごめや犬夜叉たちとまた会いたい」という視点から物語を始めたため、なんらかの形で心が通

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    gryphon 2021/04/04
    “そろそろ絶チルが最終回までのカウントダウンに突入という運びになりました。まだ正式に何号で終わるとかは決まってないものの、いちおう単行本の切れ目なんかも考慮しつつ、ラストシーンに向けて…”
  • ありがとうございました。: 完成原稿速報・ブログ版

    アニメ『GS美神』でヒロイン美神令子の声を演じていただいた、鶴ひろみさんが急逝なさいました。数多くの人気作品でバリバリ活躍なさっていた方ですし、逝かれるにはまだ早すぎる年齢なので、ニュースが流れたときにはまさかという思いでした。 伝え聞く話では、高速道路で運転中の突然の発作だったにもかかわらず、ハザードをつけて停車させるところまでやってのけたそうです。小さい頃から自分の名前で仕事をしてきた生粋の役者さんらしい、責任感の強さだったように思います。 私は『ペリーヌ物語』のヒロインが大好きで、特にまだ初々しい鶴さんの声には萌え萌えでした。その後いろんな番組でお声を聴くようになり、声と芝居にどんどん力強さが加わっていく様子に「この人、素敵だなー」「いつか自分もギョーカイで働けるようになって、お会いできたりするかしら」と・・・まー熱狂的ではないけれど、フツーにキモい声優ファンですね(笑)。なので初め

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    gryphon 2017/11/18
    『ずっと放置してたブログ、こんなことで更新したくはなかったのですが。ウチの子を可愛がってくださって、ありがとうございました。』(椎名高志twitterより)この役の声だったのか、知らなかった。
  • だんだんワルになりつつある京介くん :週刊少年サンデー13/27号: 完成原稿速報・ブログ版

    しばらくブログの更新休んでました。 「アニメが終わって燃え尽きたんだろう」とかきいたふうなこと言われるのがあまり好きではないので言いますが、違います。アニメ放送前にすでに燃え尽きていたのですが、アニメの宣伝や援護をしたいので放送終わるまではがんばってたのです(`・ω・´)キリッ そして編は仲間が初めて戦死する話で、描くのがつらかったんですわー。キャラが死ぬシーンってのはドラマの見せ場なので、手をつける前はけっこう楽しみにしてたんですが。 今回兵部たちが参加した戦闘のモデルは「ニューギニア沖の戦い」です。 ●太平洋各地に拠点を確保した日軍に対し、連合軍はいよいよ反撃を開始。重要拠点であるラバウル奪還のため、こっそり機動部隊を出動させる。しかし警戒中の日軍偵察機があっさりそれを発見。 ●とはいえ日軍も機動部隊はよそに行ってて間に合いません。ラバウルに配備された戦闘機は燃料増槽が届いてお

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    gryphon 2013/05/28
    今の「超能力部隊」を描く絶対可憐チルドレンの過去編は、たとえば単行本でまとめて読まれることがあればその完成度の高さで、独立して評価され得ると思う。(たとえばこの過去編が賞の対象になってもいい)
  • 摩天楼の足もと、時代錯誤の罠♪ :週刊少年サンデー13/13号: 完成原稿速報・ブログ版

    『THE UNLIMITED 兵部京介』放送中! 公式サイトはこちら。 絶チルは2週間お休みです。その代わり、チャリティー企画「ヒーローズ・カムバック」参加作品として、『GS美神・極楽大作戦!! スペシャル・リポート: ブレイク・ユア・ディスティニー!!』を前後編でお届けします。 発起人の細野不二彦先生から話をうかがって、二つ返事で引き受けたものの、実際に描くとなるとなにをやるのかずいぶん悩んじゃって正月はそれで消えちゃいました。どのくらい当時のノリを再現するのかとか、彼らが何をすれば今の自分にとって納得が行くのかとか。あと、先に発表されてる他の先生たちの作品がプレッシャーだったし(笑)。 いつも絶チルを描いている仕事場で、久しぶりに美神を描くというのはなんか変な感じです。時間に追われているのでものすごい平常運行というか、フツーに週刊連載してるような。 絵柄も芸風もずいぶん変わったと言えば

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    gryphon 2013/02/27
    こっちも紹介していればよかったのか。
  • 33号はセンターカラーです :週刊少年サンデー12/33号: 完成原稿速報・ブログ版

    またも発生していた仕事の渋滞をクリアしつつあります。なので、ブログの更新もサボってました。 言いたいグチや泣き言はいろいろあるけれど、当に忙しい時というのはそれに文句を言っているヒマがあったら手を動かしたり休んだりするしかありません。それにはいろんなことを仕事の一部として受け入れるしかないと思いました。 ところで、「受け入れる」というのは「許可する」「屈する」ということとはまたちょっと違うのですが、とりあえず正面からの無駄なアプローチを避けることで心の余裕を生み、別の解決方法を探すための時間やエネルギーを稼ぐということではないかと思います。運悪くまずい事態に陥ったとき、いちばんまずいのは「自分が今まずい事態に陥っている」ということをきちんと認めないことです。受け入れて認めてこそ手を打てるし、自分に対処できる範囲なのかそうでないのかの客観的な判断もできます。 状況が対応不能ならその場から逃

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    gryphon 2012/07/13
    現在の状況から考えると、後半はやはり椎名高志先生の、「いじめ」の問題に対するコメントなのだろうな。
  • シャーロッキアンとただのファンとの境界線はどこだろう :週刊少年サンデー11/41号: 完成原稿速報・ブログ版

    NHKで放送したBBC制作『シャーロック』に激ハマリ。シャーロック・ホームズの物語を現代に置き換えたドラマで、「そんな無茶な」と思ってたらこれがもー素敵。 驚いたことにキャラクター像はほぼ原作のまま。ワトソン博士は国連軍に参加してアフガニスタンで負傷した元軍医で、ホームズとは友人の紹介で病院の法医学研究室で出会う。ホームズの第一声は「アフガニスタン? イラク?」 現代のホームズはインターネットやモバイルを駆使しますが、ワトソンに送るメールの内容が原作の電報文そのままだったり、「僕は自分の頭のハードディスクに余計な情報は入れない」とうそぶいたり、喫煙への風当たりが強いので思索の際にはパイプの代わりにニコチンパッチを使ったり。 女性嫌いのホームズがルームシェアするということで彼の知り合いに片っ端から恋人扱いされて閉口するワトソンとか、その負傷が実は肩なのにPTSDのせいで足が麻痺しているとか、

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    gryphon 2011/09/11
    椎名氏が描いた、「GS美神」をスピンオフさせてホームズと絡めた2作品はどこへ出しても恥ずかしくないパスティッシュである。短編集の4冊目?収録だったかな
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