まず、手持ちの菜切りを載せておきましょう。 一昔前は家庭の主力だった庖丁と言っていいでしょう。 上は我が初代の菜切り庖丁。もう何年も使ってないのでサビちゃってます。かわいそうに。研ぎ直してやろうかしら。 下はつい半年前まで使っていた二代目です。かなり使い込んだので、だいぶ幅が狭くなってますね。まあ、もともと幅が狭かった菜切りではあるのですが。 写真を見ればおわかりのように、文化庖丁ほどではありませんが、刃先に向かうにつれて、刃には少しカーブがついています。微妙ですが、たったこれだけのカーブでも使い勝手がぜんぜん違います。そして、和庖丁としては珍しく、菜切りは両刃の庖丁です。雑に使ってもきちんと切れてくれるのです。 使い勝手のいい庖丁なので、私も長らくこれを使っていました。こと「野菜を切る」という作業に関しては何の不満もありませんでした。 が、ひとつだけ問題がありました。フォルムを見ればおわ