今川義元といえば、多くの人が持つイメージは、お歯黒をして公家風な姿で、馬にも乗れなかった軟弱武将というものではないだろうか。永禄3年(1560)の桶狭間の戦いで、2万5000もの大軍を擁しながら、たった2000の織田信長に討たれたことがマイナスイメージにつながっていると思われる。 たしかに、義元は尾張に攻め入ったとき、馬ではなく輿に乗っている。しかし、それは馬に乗れなかったわけではなく、足利将軍家から塗輿に乗ってよいという特別許可をもらっていたからであった。今川家は足利一門の名家だったのである。足利家から吉良家が分かれ、その吉良家から今川家が生まれている。義元は、尾張の田舎大名織田信長を権威で圧倒するため、輿に乗って出陣したわけであるが、かえってそれが仇になってしまった。
国会での証人喚問で話題をさらう森友学園。その騒動ともいえる連日の報道の中で、当の籠池理事長やその妻である諄子氏とあわせて注目を集めた人物がいる。自称「著述家」で、昨年ベストセラーとなった『日本会議の研究』でも知られる菅野完氏である。 大阪府の松井一郎知事と迫田英典国税庁長官の写真を手に 記者の質問に答える菅野完氏=3月15日、東京都港区 すでに渦中の人となっていた籠池氏が、外国人記者クラブの共同会見が中止になったにもかかわらず、東京に来た際に訪れたのが、この菅野氏の麻布の自宅マンション。それを追って集まった取材陣の前に現れた菅野氏は、籠池氏に成り代わるようにして自らの主張を述べた。いわく、籠池氏の問題の核心にはこの二人がいると。取材陣のカメラに囲まれた菅野氏は懐から森友学園の土地売却にかかわったとされる迫田英典元理財局長(現国税庁長官)と大阪府の松井一郎知事の顔写真をプリントアウトした紙を
TOKYO MX放送の情報番組『ニュース女子』が1月2日に報じた沖縄基地問題に関する報道が話題になっています。ことの発端は出演者の軍事ジャーナリスト・井上和彦氏が、実際に沖縄の反基地運動が行われている高江付近に取材に行き、その異常な暴力性を指摘したものです。 米軍北部訓練場の非返還区域前で、ヘリパッド建設などに抗議して気勢を上げる反対派 =2016年12月21日、沖縄県東村高江 実際に井上氏は、高江の現場に行くことを断念しています。私自身、何度も沖縄の辺野古周辺の反対運動の現場に足を運んでいますが、年々緊張感が増しています。以前は、我々の判断で行けたのですが、最近では、機動隊や警察と密に連絡を取りながら、その指示に従って行動しなければなりません。辺野古でこの状態ですから、高江はもっとすごいのでしょう。これに対し番組を制作したDHCシアターは下記の公式見解を発表しています。 高江ヘリパッド周
日韓合意直後の2016年2月7日、私は「未来に禍根を残すな! 慰安婦日韓合意国民大集会」(頑張れ日本! 全国行動委員会主催)で登壇し、下記のようにスピーチした。1年前のことだ。 現時点で政府の見解は、「今は韓国政府のご苦労を見守るのが正しい姿勢」とのことですが、我々AJCNの見解は異なります。様子見期間は終了しました。ここからは、明確なゴールを設定して、そこへ向けて誘導すべきです。さて、韓国は今、何を考えているでしょうか。我々の経験を踏まえれば、次のように考えていていることが推察できます。 ・民間の反日活動を放置し、日本が如何に酷い国かを世界にアピール ・無条件で10億円を払うのが当然だという国際世論を醸成 ・マスコミ誘導、ロビーイング強化 ・大使館前の慰安婦像は民間が設置したので政府には何もできないのに、日本政府は撤去が10億円拠出の条件であるかのような理不尽なことを言うので活動家の説得
韓国大混乱、実は朴槿恵の方がマシだった? 韓国の朴槿恵大統領の弾劾訴追はあっけなかった。日本でも連日ワイドショーをにぎわし、まるで韓国政界の混乱を楽しんでいるかのような報道ぶりが目立った。ただ、朴氏のこれまでの政治家としての評価まで無視していいのか。日本のテレビ報道を見る限り、本質的な議論が決定的に抜け落ちてはいないだろうか。 韓国の朴槿恵大統領の弾劾訴追はあっけなかった。日本でも連日ワイドショーをにぎわし、まるで韓国政界の混乱を楽しんでいるかのような報道ぶりが目立った。ただ、朴氏のこれまでの政治家としての評価まで無視していいのか。日本のテレビ報道を見る限り、本質的な議論が決定的に抜け落ちてはいないだろうか。
6日にプロ野球志望届の提出が締め切られ、200名を超える高校生、大学生が、ドラフト指名を受けてプロの門を叩く意思を表した。今年“高校BIG3”と呼ばれる寺島成輝(履正社)、高橋昂也(花咲徳栄)、藤平尚真(横浜)、それに夏の甲子園優勝投手・今井達也(作新学院)は届けを出した。しかし、選抜優勝投手の村上頌樹(智弁学園)、「U-18アジア選手権」でジャパンを優勝に導いた林中勇輝(敦賀気比)、納大地(智弁学園)、早川隆久(木更津総合)らは提出しなかった。 決勝再試合で駒大苫小牧を下して優勝を決め、ガッツ ポーズの早実・斎藤佑樹投手 =2006年08月21日、甲子園球場 高校生が卒業後すぐにプロ入りすべきか、大学や社会人で経験を積んでからの方が賢明なのか、はっきりした定説はない。過去の実例からいろいろと考察し、判断する以外に方法はない。
前々回本欄に執筆した「なぜ日本のリベラルはリフレ政策が嫌いなのか」(2014年9月5日)が、読者の皆様のお蔭で話題になったことから、今度は、「日本のリベラルはどうしたら良いのか」というお題を編集部からいただいた。読者の皆様、大変ありがとうございます。「リベラルでないお前から、そんな話は聞きたくない」とおっしゃる方もいるだろうが、まあ、私の話を聞いて欲しい。 リベラルとは、一般に、雇用、労働条件、人権、少数派への寛容、女性の社会進出、社会保障政策、格差、弱者保護、情報公開などに敏感な政治的立場と平和主義を示すものであるだろう。「なぜ日本のリベラルはリフレ政策が嫌いなのか」では、リフレ政策が雇用を拡大し、労働条件を改善し、格差も縮小するものなのに、なぜリフレ政策に反対なのかと問うたものだ。
小泉進次郎は「平成の角栄」になれるか 豪放磊落、人たらし、権力への執着心…。会う人すべてを魅了し、「コンピューター付きブルドーザー」の異名で知られた元首相、田中角栄。平成の今、再び角栄待望論が持ち上がるのは、閉塞した時代を憂う裏返しでもある。では若手のホープ、小泉進次郎はどうか。随所にのぞく大器の片鱗は本物の証なのか。
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