ITインフラ管理の世界で今、「自動化 2.0」というキーワードが注目を集めている。クラウドサービスの拡がりは、アプリケーション開発だけでなく、その足腰を支えるインフラにも効率とスピードを強く求めている。そうした変化を背景に、絶大な人気を集めているのが、OSSのIT自動化ツールである「Ansible」だ。人気の理由や背景、そしてレッドハットが提唱する自動化 2.0の実現に向けたヒントを、2回にわたり中島倫明、中村誠の両氏に伺った。 前編の今回は、Ansibleを取り巻く状況とニーズの高まりと、なぜ今あらためてAnsibleなのかについて聞いていく。 レッドハット株式会社 テクニカルセールス本部 クラウドソリューションアーキテクト部 ソリューションアーキテクト/オートメーション&マネジメント・エキスパート 中島 倫明氏 自動化ツールは昔から多数存在する中で Ansibleが支持を集める背景は?