「製品企画段階で悩んだのは、シニアを意識しすぎると特別な製品になってしまう。キーボード以外はなるべく普通のPCと同じにすることで、あくまでも簡単に操作できるPCを作ることを目指した。キーボードについては、好評であれば一般モデルに落とし込むことも検討する」(富士通・パーソナルビジネス本部・三竹兼司本部長代理)。 ベースとなっているPCは「FMV-BIBLO NF70」だが、使いやすさを実現するための専用キーボードを搭載。ローマ字入力が簡単にできるように、利用頻度の高いアルファベット26文字を浮かび上がらせ、さらに母音を色分けする配色を行なった。ファンクションキーには、よく使う機能を日本語で併記した。 キーボードの上に設けられているワンタッチボタンは、FMV-BIBLO NF70は8個用意しているものの、シンプルに操作できるよう6個に絞り込んだ。ボタンの機能についても、操作に困った際にお手伝い