日産自動車は2012年3月13日、2012年のルマン24時間耐久レースに特別参戦するレーシングカー「日産デルタウイング」を発表した。 ■空気抵抗、出力、車重、燃費を半減 「日産デルタウイング」は、米デルタウイング・レーシングカーズが手掛けた車体に、日産エンジンを組み合わせたレーシングカーだ。 同モデルのコンセプトは、空気抵抗、出力、車重、燃費を従来のレーシングカーの半分に抑えつつ、これまでと変わらないパフォーマンスを発揮させること。搭 載する日産製1.6リッター直4ガソリン直噴ターボ(DIG-T)エンジンは、300ps程度の最高出力を発生。パワーはそこそこながら、低燃費と軽量で Cd値に優れたボディーを生かし、ラップタイムは、ルマン24時間レースのプロトタイプカテゴリーであるLMP1とLMP2の中間あたりを狙うという。 ただしデルタウイングは、既存のカテゴリーには合致しないため、ゼ