春節(旧正月、今年は2月8日)の大型連休中、日本を訪れる中国人観光客の爆買いが再び話題を集めているが、中国のサッカークラブもまた、移籍市場で金満ぶりを発揮している。今冬、中国のクラブが外国人選手獲得に投じた金額は5日の時点で2億5890万ユーロ(約329億円)と、イングランド・プレミアリーグを超えたが、「払い過ぎ」と揶揄する向きもある。 「払い過ぎ」と揶揄 これまで中国は、ブラジルなど南米クラブからの選手補強が目立っていた。今冬はその触手を欧州に向け、名門クラブとの争奪戦も辞さない構えだ。 1月27日、中国スーパーリーグ(1部)の江蘇蘇寧が、移籍金2800万ユーロ(約36億円)で、プレミアリーグのチェルシーからブラジル人MFのラミレスを獲得した。 2月3日には、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制した広州恒大が、中国スーパーリーグ史上最高額となる4200万ユーロ(約53億円)で、スペ