JR東海は22日、山梨県都留市の山梨リニア実験線車両基地にて、営業線仕様の超電導リニア新型車両「L0(エル・ゼロ)系」を初公開した。 同社は首都圏と中京圏、近畿圏を結ぶ新たな高速鉄道として、超電導リニアによる中央新幹線計画の実現(第1局面は東京都から愛知県名古屋市まで)に取り組んでいる。中央新幹線の概略ルートにも含まれる山梨リニア実験線では、先行区間(18.4km)の設備更新工事と延伸区間(24.4km)の工事を実施。2013年末までの走行試験開始を目標としている。 L0系は延伸後の新実験線(42.8km)を走行する車両として製作が進められ、完成したばかりの先頭車両がこのほど公開された。先頭車は滑らかな形状で、これまでの試験結果を踏まえ、先頭長は15mに。居住性向上のために角型の車体断面となり、東海道新幹線のイメージを踏襲したカラーリングとなった。白色の塗装範囲を増やして軽快さを、青色の塗