タグ

ブックマーク / static.chunichi.co.jp (2)

  • 中日新聞:自動車工場のガロア体 QRコードはどう動くか

    その誕生を地元新聞も経済新聞も記事にしなかった。2年後、『コードの情報を白黒の点の組み合わせに置き換える』と最下段のベタ記事で初めて紹介された時、その形を思い浮かべることができる読者はいなかった。いま、説明の必要すらない。QRコードはなぜ開発され、どう動くのだろうか。 QRコードは、自動車生産ラインの切実な要請と非自動車部門の技術者の「世界標準の発明をしたい」という野心の微妙な混交の下、1990年代前半の日電装(現デンソー)で開発された。 トヨタグループの生産現場では、部品名と数量の記された物理的なカンバンが発注書、納品書として行き来することで在庫を管理する。そのデータ入力を自動化するバーコード(NDコード)を開発したのがデンソーだ。 バブル全盛の1990年ごろ、空前の生産台数、多様な車種・オプションに応えるため、部品も納入業者も急激に増え、NDコードが限界を迎えていた。63桁の数字しか

  • <争点の現場から>(3)リニア関連整備 進まぬ移転、募る不安:参院選2019:中日新聞(CHUNICHI Web)

    「きれいな水がなく、移転が決まれば、工房をたたまざるを得ないかもしれない」。飯田市上郷飯沼の創作染工房「久(ひさ)」で、伝統の型染めに今も打ち込む代表の中島久雄さん(66)は、険しい表情で話す。 二〇二七年の開業を目指す東京・品川-名古屋間のリニア中央新幹線計画で、駅が設置される同市。リニア線工事や約六・五万平方メートルの駅周辺整備、アクセス道路の新設などに伴い、中島さんの工房や自宅を含む約三百の民家や事業所が移転を迫られている。 湧き水が豊富な飯沼地区は、江戸時代から「小紋染め」が盛ん。中島さんも父の代から続く職人で、県内で唯一「なっ染工」(型染め)の職人として信州ものづくりマイスターの認定を受ける。細かな幾何学模様の手染めは着物愛好者に根強い人気があり、高度経済成長期は同地区に五十~六十軒の工房があったが、着物離れが進み、今は中島さんの工房を含めて二軒しかない。 リニアのルートが工房

  • 1