[CEDEC 2012]「パズル&ドラゴンズ」成功のポイントは「嫁レビュー」。プロデューサー山本大介氏の語る人気アプリが生まれた背景とは ライター:徳岡正肇 プロデューサー 山本大介氏 ゲーム開発者向けカンファレンスCEDEC 2012の1日目,ガンホー・オンライン・エンターテイメントのパズルゲーム「パズル&ドラゴンズ」(以下,パズドラ)の講演が行われた。登壇者はプロデューサーの山本大介氏で,テーマは「嫁と開発と私」。iOS版で110万ダウンロードを達成した人気アプリが生まれた背景には,何があったのだろうか。 「パズドラ」の10の方針 まず山本氏は,パズドラは「勢いとノリで作ったもので,今から言うことはおおむね後付け」と前置きしつつ,その成功の理由をいくつかに分類していった。山本氏がパズドラの開発にあたって指針としたことは,以下の10項目にまとめられるのだという。 指針とした10項目は「犬