楽天グループが、「楽天ブックス」と電子書籍サービス「kobo」の連携を強化し、koboのiOSアプリや複数の新端末を提供する――4月4日に都内で開催された楽天ブックス・楽天koboに関する事業戦略説明会で、同社の方針が明らかにされた。 楽天ブックスとkoboの連携を強化 メディアや出版業界関係者を招待した説明会の冒頭には、楽天執行役員 パッケージメディア事業長 兼 イーブックジャパン事業長の舟木徹氏が登壇。まずは楽天ブックスの現状について説明した。 楽天ブックスは、楽天が手掛ける書籍やCD、DVDの販売サイト。現在の流通総額は年間300億円。これは楽天市場全体の流通総額の2.1%に当たるという。取り扱う商品の点数は200万点。2011年には千葉県市川市に自社倉庫を用意し、在庫を抱えることで商品ラインアップを拡充。さらに翌日配送サービスの「あす楽」を展開するなどしてきた。 同サービスでは今後