雲の上の図書館 / YURURIゆすはら 2018 © Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office 東京オリンピック・パラリンピック2020のメイン会場に予定される《国立競技場》の設計に参画するなど、日本を代表する建築家のひとり・隈研吾。その大規模個展「隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則」が開催されている。 隈は1954年生まれ。1964年東京オリンピック時に見た丹下健三の国立屋内総合競技場に衝撃を受け、幼少期より建築家を志す。東京大学建築学科大学院を修了後、コロンビア大学客員研究員を経て、90年に隈研吾建築都市設計事務所を設立。18年には、スコットランドに開館した《V&Aダンディー》が、米国の「TIME』誌により「2019年、世界で訪れるべき最も素晴らしい場所100選」のひとつに選ばれた。 これまで20ヶ国を超える国々で建築を設計し