「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」展示風景 Photo: 木奥惠三 Courtesy of Artizon Museum アーティゾン美術館が展開する「ジャム・セッション」というシリーズ。同館所蔵品(石橋財団コレクション)から特定の作品を選び、現代作家と学芸員の協働により、新たな作品を生み出したり、展覧会を作ったりする。今回の作家は山口晃。セザンヌと雪舟の名品を取り上げて挑んだ。山口はかつて雑誌の取材でフランス、エクス=アン・プロヴァンスに出向き、セザンヌのアトリエやサント=ヴィクトワール山を取材、また、セザンヌが描いた石切場にも行ったことが今回の展覧会の伏線になっている? 聞き手・文=鈴木芳雄 ポール・セザンヌ 《赤い岩》 1895年 オランジュリー美術館蔵 この作品を見て、雪舟筆 《秋冬山水図》を思い出したと言ったガハク。前景