業種別に大まかな傾向をお話しますと、金融や公共などの分野では着実に移行作業が進んでいます。一方で流通業や製造業の企業は遅れがちです。感覚的には半分くらいの顧客企業はサポート終了後もXPを搭載したパソコンが社内に残りそうな状況です。 サポート終了後もXPパソコンを使い続けるであろう企業のうち、だいたい3分の1はできるだけ早くOSを切り替えようと考えていますが、残りの3分の2はすぐに切り替えるつもりがありません。こういった企業はサポート終了後もXPを使い続けるための手を考えています。 2010年頃であれば移行に前向きな企業はもっと多かったのですが、東日本大震災以降の景気の悪化を受けて、移行をしばらく見送る決断をする企業が増えました。ただし、ここに来て消費増税が決まったので、「増税前に移行を済ませよう」という新たな需要が生まれつつあります。 各種公表値を見る限り、景況感は改善しています。それにも