2013年8月19日以降、匿名通信システム「Tor」への接続ユーザ数が著しく増加しており、この急増の要因について、さまざまな憶測が飛び交っています。8月19日は、米国の「National Security Agency(NSA、国家安全保障局)」の監視プログラム「PRISM」から逃れようとする最初の日だったのでしょうか。あるいは、ヨーロッパ圏のインターネットサービスプロバイダによる BitTorrent検索サイト「Pirate Bay」といった Webサイトへのブロックを回避して、同地域のインターネットユーザが最新の米国のケーブルTV・シリーズを Tor経由のみでダウンロードしていたのでしょうか。そのどちらでもありません。Tor への接続ユーザ数の急激な増加は、ボットネットにより Torネットワークが悪用されたのが原因と考えられます。 トレンドマイクロでは、弊社のクラウド型セキュリティ基盤