大学三年の時に入ったゼミに、当時修士の一年だった嫁がいた 三年の夏にお袋が死んで、なぜか全然悲しくなくて平然としてたらみんなドン引き そんな中で嫁が俺を呼び出して、この人も説教するのかと構えてたら 「今は平気でも何ヶ月か何年か先、 お母さんが亡くなったのが悲しくてたまらなくなることが必ず来る」 「その時は私を頼りなさい。遠慮しなくていいから」 て連絡先渡された。新手のナンパ?やっぱりヘンな人だなーとか思った そしたら冬になって、予言通りにいきなり来た 部屋でボーッとしながら、今年の正月はさすがに帰省しなきゃなー、 お袋いないから正月に何が必要か親父と妹に聞かないとなーて考えてたら いきなりお袋のことが色々思い出されて、想い出とかがぶわーって溢れて涙が止まらなくなった 布団の上に水たまりができるぐらい泣き続けて、これやばいって自分でも直感して 泣きながら渡された嫁の番号に電話したら二十分ぐら