世界人口の約4割相当、34億人がインターネット利用者といわれる現代社会(Internetlivestats2016年統計)。デジタル上の個人情報が、「デジタル資産」として認識されるようになったのも当然の流れといえる。 それではその資産の所有者が他界してしまった場合、遺産はどのように処分されるのだろう。通常の遺産整理と同じように処理するわけにはいかないデジタル資産を利用した「死後(Life After Death)のビジネス」が、新たな産業分野として徐々に脚光を浴び始めている。 故人からの愛情メッセージ まずは大切な人を失う側の悲しみを少しでも和らげてくれる、心温まるサービスから紹介しよう。デジタルがコミュニケーションツールとしての地位を確立した今、死後に利用してはいけないというルールはどこにもない。 「Dead Man's Switch」や[SafeBeyond」といったサイトに必要情報を