経済 ジュンク堂那覇店、専門書充実で好調　売り上げ、当初目標の倍2011年9月4日  Tweet １日平均４千〜６千人の来店があるジュンク堂那覇店＝那覇市牧志　書籍販売国内大手のジュンク堂書店（神戸市、岡充孝社長）が２００９年４月に県内で初めて出店した那覇店（森本浩平店長）が、開店以降、当初目標の２倍近い月平均１億円超の売り上げで推移している。森本支店長は「沖縄で本は売れないという書店業界の常識を覆す結果だ。人口の割合から考えると経験がない数字」と驚く。１１年度上半期も前年同期比１０％増と堅調に推移している。 　一日の来客数は４千〜６千人。同店のある沖映通り商店街振興組合の宮城英雅理事長は「子どもたちや家族連れの姿が増えた。地域の文化の拠点として成長している。周辺にもいい影響を与えている」と集客力向上による地域発展に期待を込める。 同店は売り場面積約５千平方メートル、在庫約１２０万冊と県

地域 名護ブランド 未来像描く　まちおこし仕掛け人が論議2011年8月17日  Tweet まちおこしへの意見を交わす３０人の「仕掛け人」たち＝１１日、名護市大中の津嘉山酒造所 　　　　　　山田敦郎氏　【名護】名護市にある国指定重要文化財の津嘉山酒造所を核に、地域ブランド確立や活性化事業を考えるため、民間や行政の力を一つにしようと、名護市観光協会が呼び掛けた意見交換会が１１日、同酒造所で開かれた。通りの活性化に関わる団体や津嘉山酒屋保存の会などの代表、行政は文化財、産業・観光振興などの担当者ら３０人の「まちおこし仕掛け人」が参加して名護ブランドの未来像を描いた。今回の意見交換を出発点に「自ら汗を流していこう」とまちづくりへの思いを確認した。 名護市観光協会の「まちなかブランド活性化事業」が、県の地域ブランド構築ハンズオン事業（２０１１年度）に採択されたことをきっかけに開かれた。 地元の

社会 パチンコ依存相談、沖縄全国トップ　「やめる方法知りたい」2011年8月11日  Tweet 「手探りの中、活動を続けてきたが、パチンコ問題を沖縄から全国に発信していきたい」と話すＲＳＮ代表の西村直之さん＝西原町上原のリカバリーサポート・ネットワーク　パチンコ依存問題の電話相談を実施している西原町上原の「ＮＰＯ法人リカバリーサポート・ネットワーク」（ＲＳＮ）がこのほど、開設以来５年間の相談内容をまとめ、相談件数は５５１２件に上り、都道府県別では沖縄が１位だった。精神科医でＲＳＮ代表の西村直之さん（４５）は「県外は本人からの相談が多いが、沖縄は本人だけでなく家族からの相談比率が高く、数が増える。拠点も沖縄にあることが影響しているのではないか」と分析している。 　ＲＳＮは、２００６年に全日本遊技事業協同組合連合会の支援を受け、日本初のパチンコ・スロット依存問題の電話相談機関として設立された

地域 猛威まざまざ　台風９号 被害拡大2011年8月6日  Tweet 強風で横転したトラック＝５日午前１０時ごろ、大宜味村の塩屋橋（画像を一部処理しています）　沖縄本島地方を４０時間も暴風域に巻き込む台風９号が県内各地で猛威を振るった。地中深く根を張った巨木が根こそぎ倒され、プレハブの屋根は吹き飛ばされた。家屋は破壊され、トラックが横転するなど、暴風雨の恐ろしさをまざまざと見せつけた。長時間の暴風で沖縄本島と本土や離島などを結ぶ空や海の便もほぼ全て欠航。週末にかけて予定されていたイベントも中止や変更を余儀なくされるなど、県民生活は大きく乱された。大型スーパーなどが軒並み休業したため、コンビニエンスストアや弁当店では食料品を求める客が殺到した。 ＜北部＞トラック横転、土砂崩れも 台風９号の激しい風雨に見舞われた本島北部では突風にあおられて車両が横転したほか、各地で住宅の損壊が相次いだ。

経済 スペインなどの８銀行審査不合格　資本不足２８００億円2011年7月16日  Tweet 【ロンドン共同】欧州銀行監督局（ＥＢＡ、ロンドン）は１５日夕（日本時間１６日未明）、欧州連合（ＥＵ）域内の主要９１銀行の健全性を審査した資産査定（ストレステスト）の結果を公表し、スペイン５行、ギリシャ２行、オーストリア１行の計８行が資本不足で不合格になった。資本不足額は計２５億ユーロ（約２８００億円）だった。 　ギリシャ国債が債務不履行（デフォルト）に陥るとの懸念が強まる中、域内銀行の資本不足解消が狙いだが、欧州金融市場が安定化に向かうかどうかは不透明。 不合格の銀行は半年以内に資本を増強。自力で資本を調達できない銀行には各国政府が公的資金を投入する。 (共同通信) 次の記事:首相「脱原発は私の考え方」　...>>  今日の記事一覧  今月の記事一覧  最近の人気記事

経済 リハビリにもｉＰａｄ　レキサスが支援アプリ2011年7月15日  Tweet イラストで高齢者にも親しみやすいリハビリ支援のアイパッドアプリ「ＡＤＯＣ」　スマートフォン（多機能携帯電話）向けのアプリケーションソフト開発を手掛けるレキサス（うるま市、比屋根隆社長）は、県内外の作業療法士と共同で、米アップル社の多機能情報端末ｉＰａｄ（アイパッド）用のリハビリテーション支援アプリ「ＡＤＯＣ（エードック）」を開発した。約１００種類のイラストを使い、リハビリ現場で患者と作業療法士の意思疎通を深め、患者の潜在的な希望を引き出すのを助ける。 ダウンロード料金はアップルストアで２５００円。同社によると、エードックは８日の販売開始以降、アップル社の販売サイトで医療系アプリでダウンロード数２位、販売額では１位となった。 県内でも那覇市安謝福祉複合施設や豊見城中央病院、沖縄リハビリテーションセンター病

経済 地域ドメインはいかが？　提供会社「ドット琉球」設立へ2011年6月16日  Tweet 地域ドメイン取得の流れ　ドメイン名を全世界的に一元管理するＩＣＡＮＮが現在、「．ｊｐ」といった国ごとに割り当てているトップレベルドメイン（ＴＬＤ）に代わり、地域名を入れた地域ドメインの使用を可能にすることを見込んだもの。新提供会社は「．ｏｋｉｎａｗａ」「．ｒｙｕｋｙｕ」の二つの地域ドメインを扱う。地域ドメインの提供会社は設立されれば全国初。関係者らは「沖縄ブランドの確立になる」と期待を込める。 「ドット琉球」は、ビジネスラリアートのほかニッポンレンタカー沖縄（白石武博社長）など県内企業８社が出資する。資本金は４８００万円。ドメインの管理や登録申請受け付けなどの事業を行う管理組織「レジストリ」という位置付け。「レジストリ」からドメイン使用権を提供された「レジストラ」が個人や企業などに販売する。

教育 電子黒板で“やる気”期待　宮良小、タブレットＰＣも導入2011年3月20日  Tweet タブレットパソコンで学習ゲームを楽しむ児童＝１１日、石垣市立宮良小学校　【石垣】石垣市立宮良小学校（半嶺当永校長）４〜６年生の授業に１１日、電子黒板と児童１人１台のタブレットパソコン（ＰＣ）、情報通信技術（ＩＣＴ）支援員などが配置された。紙の教科書よりも図や画像を使った視覚に訴える授業を展開でき、学習意欲の向上などが期待されている。 　タブレットＰＣなどの導入は、各地域の地場産業や教育といった分野で情報通信技術（ＩＣＴ）を活用する事業を支援する「地域雇用創造ＩＣＴ絆プロジェクト」を活用したもの。県内では宮良小のほか本部町の３校と伊江村の２校が導入している。 導入初日の１１日は、児童はＩＣＴ支援員の説明を聞きながらタブレットＰＣを操作。起動させた後は学習ソフトを自由に使っていいとの指示で、児童は