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ブックマーク / miyakichi.hatenadiary.jp (5)

  • 『百姓貴族(3)』(荒川弘、新書館)感想 - みやきち日記

    百姓貴族 (3) (ウィングス・コミックス) 作者: 荒川弘出版社/メーカー: 新書館発売日: 2014/02/25メディア: コミックこの商品を含むブログ (39件) を見る 今回も身も蓋もなくおもしろかったです。 北海道の農家出身にて『銀の匙』大ヒット中の荒川弘さんが贈る農業エッセイマンガ、第3巻。今回も身も蓋も無いおもしろさ満点で、たいへん楽しく読みました。特に好きなのは、徴兵ならぬ徴農制度のアホらしさを斬るところや、川の水がきれいなら魚が多いわけでも、その逆でもないというあたりまえの事実をわかりやすく見せてくれるところ。あと、植物のバクレツな生命力の話。 「やっぱ徴農反対!!」 ほら、よく聞くじゃないですか。「最近の若者はなっとらん。徴農制度で一定年数農業に従事させれば根性もたたき直せるし、農家の労働力不足も解消して一石二鳥」みたいなバラ色ドリーム。それに対する荒川さんのツッコミ(

    『百姓貴族(3)』(荒川弘、新書館)感想 - みやきち日記
  • わざわざレズビアンの運営するサイトの掲示板で「ぼくのかんがえた、どうせいあいしゃをさべつしていいりゆう」を開陳したがる百合オタの皆さまへ反論まとめを作っておくことにしまし

    百合オタさん(の、あくまでも一部)が得意げに開陳する「ぼくのかんがえた、どうせいあいしゃをさべつしていいりゆう」への反論まとめを作っておくことにしました。 うちのようなガッチガチにLGBTニュースを紹介しまくっているレズビアンサイトの掲示板に、「ぼくのかんがえた、どうせいあいしゃをさべつしていいりゆう」を開陳したがる百合オタさんが定期的に現れるのは、いったいなぜなんでしょうか。現実の同性愛者の置かれた状況などひとつも知らず、知る気もないのに、百合ものをちょこっと読んだだけでわかったつもりになり、「俺様が指導してやる」とでも思ってしまうんでしょうか。いちいち相手をさせられるこちらの迷惑も考えず、いい気なことです。 念のため断っておきますが、うちを訪れる百合好きさんの99パーセントは、そんな人じゃないんですよ。皆さん親切に百合作品の情報や感想を書き込んでくださったり、楽しい会話を振ってくださっ

    わざわざレズビアンの運営するサイトの掲示板で「ぼくのかんがえた、どうせいあいしゃをさべつしていいりゆう」を開陳したがる百合オタの皆さまへ反論まとめを作っておくことにしまし
  • 「この作品はよいか、よくないか」という話ができない人たち - みやきち日記

    百合レビューを数百も書いていると、たくさんの反論に出くわします。「この作品はこれこれの理由でよくない」というレビューを書いたとき、もっともたくさんの反論が寄せられます。不思議なのは、そういった反論を読んで「なるほど、この作品は実はこんなに素晴らしいものだったのか!」と目を開かされることがめったにないってこと。反論者さんたちがプッシュする作品のよさ、おもしろさが、なかなか伝わってこないんです。変だ。あんなに熱心に反論してくださっているのに、どうしてだ。 ……とつらつら考えていたのですが、今日謎が解けました。レビュアーと反論者とでそれぞれちがう論点(問いの立てかた)で話をしているから、会話が噛み合わないんです。論点の違いというのは、つまりこう。 レビュワーの論点:「この作品はよいか、よくないか」 反論者の論点:「オマエ(ここではレビュアーを指します)はよいか、よくないか」 「オマエはよいか、

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  • マツダ先生(仮名)の思い出、あるいは議論の仕方を習ったことのない人はやっかいだということ - みやきち日記

    あたしが小学5〜6年生だったときの担任・マツダ先生(仮名)は、クラスで話し合うとき生徒にたったひとつのルールを課しました。そのルールとは、「意見を言うときは、必ず理由を言わなければならない」というもの。これは鉄の掟で、例外は許されませんでした。今にして思うとこれはすばらしい教育で、あたしはマツダ先生にものすごく感謝しています。 このルール下だと、「今度クラスのレクリエーション時間でどんなスポーツをやるか」なんて議題で話し合うとき、ただ各自で 「バスケがいいでーす」 「ソフトボールがいいでーす」 「ドッジボールがしたいでーす」みたいに提案だけしていきなり採決ってのはダメなわけ。提案するには、絶対に「なぜ自分はクラスでこのスポーツをやるのがいいと思うのか」を言わなきゃいけないんです。 そうなってくると、「自分がバスケが好きだから」クラス全体でバスケをするべきだなんて言えないわけですよ。いくら小

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  • 「『俺は男だえらいんだ』大会」にはもううんざり、という話 - みやきち日記

    Hagex-day.infoさんの、必殺 波状土下座攻撃というエントリが非常に興味深かったです。以下、一部引用。 店に入って飲みはじめてすぐ、彼の様子がいつもと違うことに気づいた。 私のことを「コイツ」「この野郎」「ブス」と言い、指さして友達とゲラゲラ笑い、けっしてこっちを見ない。 話の端々でかなり痛めに私の顔や頭を小突く。 私が痛そうな顔をすると、それが面白いのか友達と一緒に指をさして笑う。 呆然としていると、彼の友達も同じように自分の彼女を 聞えよがしに「デブ」「ブサイク」とこき下ろしたり、小突いたりしていました。 そうして男同士だけで顔を見合わせて笑ってる。 なんていうか 「彼女をどれだけないがしろにできるか」 を競い合ってるというか…うまく言えないけど 「彼女にこんなひどいことしちゃうけど、それでも好かれてる俺カッコイイ! の発表会みたいな場でした。 他の彼女さんたちはやられてる間

    「『俺は男だえらいんだ』大会」にはもううんざり、という話 - みやきち日記
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