貧乏子沢山?「金がないから結婚も出産もできない。貧乏子沢山は昔話」という話をすると、必ずそれを頑なに否定してくる界隈がある。勿論、婚姻減は金だけの問題ではないが、金の問題が無関係ではない。しかし、「結婚と金」の話をすると何が不快なのか知らないが、頑なにそれを認めようとしない人達が言ってくる代表的な根拠は以下のふたつがある。 ひとつは、世界的に所得の低い低所得国の方が出生率は高く、先進国など所得の高い国はおしなべて出生率が低いのだから、所得の多寡が結婚や出産に影響するというのなら、「金があれば結婚も出産もしない」というのが正しいというのである。 しかし、「低所得国の出生率が高い」ということは「貧乏なら子沢山になる」ということではない。たとえば、アフリカなどの低所得国では出生率は高いが、その分乳幼児死亡率も高い。なぜなら、まだ医療技術や施設が十分ではないためだ。 4人産んでも2人は5歳になるこ