MOL COMFORTは、三菱重工業長崎造船所において同型船6隻、および準同型船4隻とともに建造された[6]。当初はAPL RUSSIAという船名であった[1]。2007年8月23日に起工し、2008年3月8日に進水し、2008年7月14日に竣工した[1]。商船三井が保有し、アメリカンプレジデントラインズ (APL) が運航していたが、2012年1月にMOL COMFORTに改称し商船三井による運航に変更された[7]。 2013年6月17日ドバイ時間の7時頃、コンテナ4,382個(7,041 TEU)を搭載してシンガポールからジッダに向けて荒天のインド洋を航海中、イエメン沖約200海里(約370 km)の北緯12度30分東経60度付近において船体中央部に亀裂が入って浸水し、自力航行不能となった。乗組員26人(ロシア人11人、ウクライナ人1人、フィリピン人14人)は救命ボートで退避し、インド