欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)が公開した、準惑星「ケレス(Ceres)」から噴き出る水蒸気を描いた想像図(2014年1月22日公開)。(c)AFP/ESA/ATG MEDIALAB 【1月23日 AFP】太陽系内の小惑星帯にある準惑星ケレス(Ceres)の表面から、水蒸気が噴出していることを確認したとする欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)の研究チームによる論文が22日、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。地球上の生命の起源が、隕石の衝突にあるとの学説をさらに裏付ける観測結果だという。 直径約950キロのケレスは、火星と木星の間の小惑星帯にある最大の天体で、太陽の周囲を一周当たり約4年半かけ、楕円状にまわっている。発見当初は、太陽系が形成されたときに破砕された天体の巨大な破片で、単に「巨大な小惑星」であると考えら