3月は入学、就職、転勤などにより転出・転入が増え、賃貸物件市場がにぎわう。だが、物件によっては貸し主が借り主を細かくチェックするケースもあり、希望の部屋を借りられない人もいる。貸す側はどんな基準を設けているのか。業界の事情に精通する老舗不動産会社の代表に聞いた――。 「貸す側」が圧倒的有利…賃貸物件の審査の中身とは 「まず、都市部で賃貸物件を借りたい方にお伝えしたいのは、今は完全な貸し手市場だということです。分譲物件なら、キャッシュさえあれば契約に問題はなく、売る側と買う側の関係もその場限りのことが多いですが、賃貸の場合、貸す側と借りる側の付き合いは続く。だから、大家さんのお眼鏡にかなった人が優先的に貸してもらえるということですね」 そう語るのは、都内で約2万件の物件を扱っている老舗不動産会社の代表Aさんだ。 マンションやアパートなどの賃貸物件は、入居後も大家(オーナー)や不動産会社、管理
![「家賃10万にならない? 俺、メガバンに勤めてるけど」賃貸物件の審査に落ちる人の意外な"減点材料" 正社員か非正社員か、収入、勤務先、親の収入…細かくチェックするワケ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6223ce8a6ad5a71dfd2666541a05cfb010921fc0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2F9%2F1200wm%2Fimg_997b772d6fee29725c6ca82648245f801022573.jpg)