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bookとinternationalに関するgymnoのブックマーク (2)

  • 国際政治学の教科書 - 雪斎の随想録

    ■ どの世界でも「教科書」を書くのは、斯界の第一人者の証明である。たとえば、国際政治学の世界であれば、次の三つは間違いなく当代の「教科書」である。 ① ジョセフ・S・ナイ・ジュニア、 『国際紛争―理論と歴史』(田中明彦・村田晃嗣共訳) ② 中西寛、『国際政治とは何か―地球社会における人間と秩序』(中公新書) ③ 藤原帰一、『国際政治』(日放送協会出版) ①は、邦訳書であるけれども、原典が改訂されるたびに邦訳も改訂されている。故に、ジョセフ・S・ナイという国際政治学者の「最新の思考」に触れることができる。それは誠に意義深い。 ②は、初めて読んだ折、高坂正堯門下の「ブラームスの交響曲第一番」であると直感した。確かに、この書は、中西教授の師、高坂正堯教授の香りを伝えているけれども、それでも「冷戦後」の時代状況に即した中西教授の思考が瑞々しく反映された書である。ブラームスが「古典派」の香りを引き

    国際政治学の教科書 - 雪斎の随想録
  • 国際政治学の教科書 続 - 雪斎の随想録

    ■ 国際政治学の教科書には、そのサブ・カテゴリーとして、「各国政治史」がある。次のようなものがある。「教科書」は、「体裁の判りやすさ」と「必要な知識の提示」が両立していなければならないと思うけれども、この両立は、実は難しい。 ● アメリカ史 ① 斎藤真、『アメリカ政治外交史』(東京大学出版会) ② ジョージ・F・ケナン、『アメリカ外交50年』(有賀貞他訳、岩波現代文庫) ③ 村田晃嗣、『アメリカ外交』(講談社現代新書) ①は、この英訳書が米国で教科書として使われたという逸話を持つ書である。確かに、「簡にして要を得た書」というのは、こういう書のことをいう。 ②は、古典である。何も付言することはない。 ③は、最近のものでは、もっとも判りやすい書である。ウォルター・ラッセル・ミードとジョセフ・ナイの議論を下敷きにして、村田教授の味付けが為されている。 ● ロシア史 ① アダム・B・ウラム、『膨張

    国際政治学の教科書 続 - 雪斎の随想録
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