あるウェブマガジンに依頼された原稿を送ったら「日本語でおk。それまで原稿は掲載しない」という。「私が頼んで原稿を書いたんじゃない。こんな極東のサルがやってるサイトに原稿を掲載するのは、こっちがお断り」と返事したら、担当者があわてて「こちらで翻訳して掲載します」とフォローしてきた。これが日本の電子メディアの実情だ。 インターネットに流通する文章のほとんどは英語なので、日本語は読みにくく、はてブでタグ付けするときも混乱する。日本だけが「ひらがな・カタカナ・漢字・ローマ字」という世界に例をみない方式を続けているのは、日本語が最大の原因だろう。英語が読みにくいとか「バタくさい」というのはオヤジの思い込みで、ケータイがメインになっている若者にとっても流行曲のタイトルとサビのほとんどは英語だ。 担当者と打ち合わせで食事に行ったら「和食」だ。こんなものを食べるから、いつまでたってもコメ問題が解決しない。