宮﨑駿監督の『君たちはどう生きるか』や高畑勲監督の『かぐや姫の物語』を手掛けたアニメーション制作会社のスタジオジブリが9月21日に本社で会見を行い、テレビ局の日本テレビ放送網(以下、日テレ)がスタジオジブリの株式を取得し、子会社化することを発表した。日テレは『金曜ロードショー』でスタジオジブリ作品を多く放送して人気を得ている。株式取得による子会社化で、スタジオジブリが持つコンテンツを使ったイベントの開催や、新しい作品の制作に向けた支援を行っていく。スタジオジブリはテレビ局という大きなバックを得たことで、次の世代に向けた新体制となる。 日テレは、スタジオジブリの議決権の42.3%にあたる株式を取得して筆頭株主となる予定。10月6日に株式譲渡を実行する。子会社化後のスタジオジブリの代表取締役社長には、日テレ取締役専務執行役員の福田博之が就任。取締役名誉会長には宮﨑駿、代表取締役議長にはスタジオ