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ブックマーク / realsound.jp (39)

  • 聖徳太子はなぜ「超能力者」として語られるようになったのか? 偽史言説や陰謀論のメカニズム

    『隠された聖徳太子――近現代日の偽史とオカルト文化』(ちくま新書) 『隠された聖徳太子――近現代日の偽史とオカルト文化』(ちくま新書)は、日史上もっとも神秘的な「聖人」である聖徳太子が、1000年以上ものあいだどのように語り継がれてきたのかを辿ることで、その時代ごとに人々がなにを求めていたのかを探った一冊だ。戦前/戦後の聖徳太子像の変化や、1970年代のオカルトブームにおける聖徳太子像などを捉え直し、「歴史」と「偽史」の曖昧な境界を歩む書は、昨今流布する陰謀論などについて改めて考える上でも有益な読み物と言えるだろう。著者のオリオン・クラウタウ氏に、オカルトや偽史も含めて聖徳太子を研究する意義を聞いた。(編集部) オリオン・クラウタウ氏。東北大学大学院国際文化研究科准教授。 専門は宗教史学(近代日仏教)。 ――そもそもクラウタウさんは、聖徳太子の存在をどのような文脈のもとに知ったの

    聖徳太子はなぜ「超能力者」として語られるようになったのか? 偽史言説や陰謀論のメカニズム
    gyogyo6
    gyogyo6 2024/05/28
    梅原猛の「隠された十字架」で夏休みの読書感想文書いた。昔は確か「新潮文庫の100冊」に入ってたはず
  • DCPRG『構造と力』リリース20周年 菊地成孔が語る、オルタナティブなグルーヴの現在

    音楽家で現在は音楽ギルド・新音楽制作工房も運営する菊地成孔。彼が率いていたDC/PRG(Date Course Pentagon Royal Garden/当時はDCPRG)による2ndアルバム『構造と力(Structure et Force)』が、2003年9月25日の発売から20周年を迎える。 作の収録曲は前作『アイアンマウンテン報告』と比べ、さらにクロスリズムやポリリズムにフォーカスしており、当時としては律動的かつかなり先鋭的な内容だった。特に当時、4拍子と5拍子が同時に鳴るリズムを踊れる楽曲に落とし込んだのは驚嘆でしかない。 しかし執筆家でもある菊地が膨大なテクストを残した副作用なのか、雑誌カルチャーの衰退が原因なのか、音楽そのものを具体的に語ったインタビューはネット上にほとんどないのが実情だ。そこでリリース20周年を期に『構造と力』の音楽的な回想を依頼。 「5」という数字(ペン

    DCPRG『構造と力』リリース20周年 菊地成孔が語る、オルタナティブなグルーヴの現在
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    gyogyo6 2023/09/24
  • 日本テレビがスタジオジブリを子会社化 宮﨑駿の制作意欲とTVシリーズの可能性が明らかに

    宮﨑駿監督の『君たちはどう生きるか』や高畑勲監督の『かぐや姫の物語』を手掛けたアニメーション制作会社のスタジオジブリが9月21日に社で会見を行い、テレビ局の日テレビ放送網(以下、日テレ)がスタジオジブリの株式を取得し、子会社化することを発表した。日テレは『金曜ロードショー』でスタジオジブリ作品を多く放送して人気を得ている。株式取得による子会社化で、スタジオジブリが持つコンテンツを使ったイベントの開催や、新しい作品の制作に向けた支援を行っていく。スタジオジブリはテレビ局という大きなバックを得たことで、次の世代に向けた新体制となる。 日テレは、スタジオジブリの議決権の42.3%にあたる株式を取得して筆頭株主となる予定。10月6日に株式譲渡を実行する。子会社化後のスタジオジブリの代表取締役社長には、日テレ取締役専務執行役員の福田博之が就任。取締役名誉会長には宮﨑駿、代表取締役議長にはスタジオ

    日本テレビがスタジオジブリを子会社化 宮﨑駿の制作意欲とTVシリーズの可能性が明らかに
  • 菊地成孔による新バンド・ラディカルな意志のスタイルズ 初ライブで示した“反解釈”というコンセプト

    菊地成孔による新バンド“ラディカルな意志のスタイルズ”のデビューライブ『反解釈0』が、ジャン=リュック・ゴダール逝去の翌日(2022年9月14日)、東京・WWW Xで開催された。 2021年4月にDC/PRGを解散させた菊地成孔が新たなバンドを立ち上げた。バンド名の“ラディカルな意志のスタイルズ”はアメリカの評論家/作家であり、リベラルな批評で70年代以降の世界に大きな影響を与えたスーダン・ソンダグの著作名。ライブのタイトル“反解釈”も同じくスーダン・ソンダグの著書の名前である。 このバンドの“立ち上げ声明”で菊地は、「<インストルメンタルのダンスミュージック>、以上の説明がつかない」「今まで組織してきた運動体の中でも、最も「今、社会に必要なものは何か?」という、一種の社会主義に1番法っている」と記している。デビューライブに参加したのは、菊地(ss, perc)、林正樹 (pf)、松丸契

    菊地成孔による新バンド・ラディカルな意志のスタイルズ 初ライブで示した“反解釈”というコンセプト
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    gyogyo6 2022/09/18
  • シティポップ(再)入門:寺尾聰『Reflections』 “奇跡の年”に生まれた名実ともにシティポップの頂点

    国内で生まれた“シティポップ”と呼ばれる音楽が世界的に注目を集めるようになって久しい。それぞれの作品が評価されたり、認知されるまでの過程は千差万別だ。特に楽曲単位で言えば、カバーバージョンが大量に生まれミーム化するといったインターネットカルチャー特有の広がり方で再評価されるケースが次々登場している。オリジナル作品にたどり着かずとも曲を楽しむことが可能となったことで、それらがどのようなバックボーンを持ち、どのようにして世に生み出されたのかといった情報があまり知られていない場合も少なくない。 そこで、リアルサウンドではライター栗斉氏による連載『シティポップ(再)入門』をスタートした。当時の状況を紐解きつつ、それぞれの作品がなぜ名曲・名盤となったのかを今一度掘り下げていく企画だ。毎回1曲及びその曲が収められているアルバムを取り上げ、歴史的な事実のみならず聴きどころについても丁寧にレビュー。

    シティポップ(再)入門:寺尾聰『Reflections』 “奇跡の年”に生まれた名実ともにシティポップの頂点
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    gyogyo6 2021/11/08
  • シティポップ(再)入門:山下達郎『FOR YOU』 揺るぎない最高傑作、シティポップのアイコンとして位置づけられる所以

    シティポップ(再)入門:山下達郎『FOR YOU』 揺るぎない最高傑作、シティポップのアイコンとして位置づけられる所以 日国内で生まれた“シティポップ”と呼ばれる音楽が世界的に注目を集めるようになって久しい。それぞれの作品が評価されたり、認知されるまでの過程は千差万別だ。特に楽曲単位で言えば、カバーバージョンが大量に生まれミーム化するといったインターネットカルチャー特有の広がり方で再評価されるケースが次々登場している。オリジナル作品にたどり着かずとも曲を楽しむことが可能となったことで、それらがどのようなバックボーンを持ち、どのようにして世に生み出されたのかといった情報があまり知られていない場合も少なくない。 そこで、リアルサウンドではライター栗斉氏による連載『シティポップ(再)入門』をスタートした。当時の状況を紐解きつつ、それぞれの作品がなぜ名曲・名盤となったのかを今一度掘り下げていく

    シティポップ(再)入門:山下達郎『FOR YOU』 揺るぎない最高傑作、シティポップのアイコンとして位置づけられる所以
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    gyogyo6 2021/09/05
  • YOASOBI、「夜に駆ける」から『NHK紅白歌合戦』出場、1st EP『THE BOOK』発売までの軌跡を徹底解説

    YOASOBI、「夜に駆ける」から『NHK紅白歌合戦』出場、1st EP『THE BOOK』発売までの軌跡を徹底解説 コロナ禍を受け、不測の事態に備えて多くの人々が巣篭もり生活を余儀なくされた2020年、先の見えない不安のさなか、それを緩和させたのは、「」や「映画」、「音楽」といった各種エンタメコンテンツだった。わけても、それまで特定の層を中心に人気を集めていたライブ動画アプリや定額制の動画/音楽配信サービスは、4月の緊急事態宣言以降、より身近な存在になった感がある。そんななか、コンスタントに新曲を発表して人々の心を満たすと共に、昨年の音楽シーンを牽引したのが、『第71回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)でテレビ初パフォーマンスを披露したYOASOBIだ。稿では、彼らのデビューから『紅白』出場、そして1st EP『THE BOOK』発売までの軌跡を辿る。 ストリーミング再生回数累計3億回

    YOASOBI、「夜に駆ける」から『NHK紅白歌合戦』出場、1st EP『THE BOOK』発売までの軌跡を徹底解説
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    gyogyo6 2021/01/19
  • 空前の『鬼滅の刃』現象 映画興行は「なりふりかまわない」新基準へ

    今週ほどこのコラムが書きにくい週はない。全国各シネコンの公開初日の異常なまでのスクリーン割り多さが明らかになった先週半ば以降、ソーシャルメディア→ウェブメディア→テレビという順番で、あらゆるところで話題の中心となっている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の爆発的ヒット。今さら数字を上げるのも躊躇われるが一応。10月16日に公開された同作の初日金曜日の動員は91万507人、興収は12億6872万4700円。土日2日間の動員は251万人、興収は33億5400万円。オープニング3日間の動員は342万493人、興収46億2311万7450円。いずれも2位以下を大きく引き離して、歴代1位となる空前の初動成績を打ち立てた。 この数字は、先週末2位に初登場した『夜明けを信じて。』の約25倍。今年公開された『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』、『事故物件 恐い間取り』

    空前の『鬼滅の刃』現象 映画興行は「なりふりかまわない」新基準へ
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    gyogyo6 2020/10/23
  • 純文学雑誌は転換期を迎えているーー『文藝』リニューアル成功が浮き彫りにした重い課題

    季刊『文藝』(河出書房新社)が、2019年夏季号からリニューアルした。「韓国フェミニズム・日」特集を組んだ同秋季号が、同誌では17年ぶりの重版、創刊号以来86年ぶりの3刷となりニュースになった。芥川賞はお祭り騒ぎになるものの、選考対象となる作品が掲載される純文学雑誌が目立って売れることはあまりないからだ。『文藝』はリニューアル後にこれまで3号を発刊していずれも好調であり、他の純文学雑誌にも刺激を与えている。 村上春樹のように文学好きだけでなく世間的人気もある作家や、社会学者兼テレビのコメンテーターの古市憲寿などすでに異分野で有名な書き手の作品を読める号が話題になる例はある。『文藝』も2019年冬季号で文芸誌では初登場の北野武(ビートたけし)の中編を掲載した。月刊誌の場合、12月発売の新年号は毎年力が入っているが、『文學界』2020年1月号(文藝春秋)は、芸人兼作家の又吉直樹と歌手の宇多

    純文学雑誌は転換期を迎えているーー『文藝』リニューアル成功が浮き彫りにした重い課題
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    gyogyo6 2020/01/04
  • なぜ学校で音楽を学ぶのか? 大谷能生『平成日本の音楽の教科書』が浮き彫りにする、音楽教育の意義

    大谷能生『平成日音楽の教科書』(新曜社、2019年)はちょっと変わったアプローチで音楽について考えるだ。なにがユニークかというと、「日音楽の教科書にはなにが書いてあるか」に的を絞っているということ。あくまで主役は教科書。大谷の言葉を借りれば、「「音楽の教科書」をアタマからトータルに、予断を持たず、一つの読み物として、いわばひらたく読んでみること」(p.49、強調は原文ママ)。ひたすらこれに徹したなのだ。 しかし果たしてそこからなにが得られるか、と思って読み進めると、驚くほどに鮮やかに「学校で音楽を学ぶ」ことに込められた思惑(つまり、国が音楽を通じてなにを身につけて欲しがっているか)や意義(反対に、いち個人が音楽教育からなにを学びうるか)が浮かび上がってくる。さらにそこからまた一歩踏みこんで、そもそも音楽っていったいなんなのか、どういうふうに付き合っていけばいいのか、という原理的

    なぜ学校で音楽を学ぶのか? 大谷能生『平成日本の音楽の教科書』が浮き彫りにする、音楽教育の意義
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    gyogyo6 2019/11/22
  • Perfumeの登場、BABYMETAL世界的なヒット……「楽曲派」アイドル誕生から現在に至るまで

    1.「楽曲派」とそれ以前 「アイドル戦国時代」と呼ばれた時期も昔、一時のブーム的な活況は去ったとはいえ、今も日の女性アイドルシーンは様々なスタイルで活動するグループで溢れています。そしてその中に「楽曲派」と呼ばれるグループたちがいます。 BABYMETAL『METAL GALAXY』(通常盤 - Japan Complete Edition -) アイドル界隈で使用される「楽曲派」という言葉、それ自体は元々聴き手側を定義する言葉として生まれたと言われていますが、現在は主に「従来のアイドル以上に格的な音楽性を持った楽曲を歌うアイドル」を指す言葉になっています。 「楽曲派」という呼称が用いられるようになる前には「楽曲派」的なアイドル楽曲がなかったかと言えばそうではありません。80年代のアイドルも、YMOの細野晴臣・高橋幸宏・坂龍一や大瀧詠一、竹内まりやのような有名ミュージシャンの手による

    Perfumeの登場、BABYMETAL世界的なヒット……「楽曲派」アイドル誕生から現在に至るまで
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    gyogyo6 2019/10/22
  • tofubeats × imdkm『リズムから考えるJ-POP史』対談 「イノベーションの瞬間を記録している」

    ライター/批評家のimdkmが初の書籍『リズムから考えるJ-POP史』を刊行したことを受けて、9月25日にユーロライブにて盟友・tofubeatsをゲストに迎えた対談イベントが開催された。『リズムから考えるJ-POP史』執筆のきっかけから小室哲哉がJ-POPに与えた影響、宇多田ヒカルのリズムの解像度、そしてimdkmの今後の執筆の予定についてまで話は及んだ。(編集部) 『リズムから考えるJ-POP史』の出版について imdkm imdkm:元々「リアルサウンド」や自分のブログに、ポップスやヒップホップ、EDMなどのリズム構造や構成の分析、J-POPの歌の譜割りについての記事を書いていたんですよ。リズムについては、自分の得意技の1つにしようかなとは思っていましたね。そこにの依頼もあったし、2018~2019年に出たJ-POPの新譜で、リズムのアプローチが面白い作品が多くて。このはそういう

    tofubeats × imdkm『リズムから考えるJ-POP史』対談 「イノベーションの瞬間を記録している」
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    gyogyo6 2019/10/06
  • 映画館のネット購入システムに求められるものとは? 新時代の映画館に向けて

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第38回は“映画館のネット購入システムってどうなの?”というテーマで。 「チケット争奪戦」増加の背景 舞台挨拶あり上映とか、応援上映なんかで、受付開始直後、映画館のネット購入ページに全然つながらなくなること、多いですよね? これには、単に人気があるから、ということだけでなく、下記のような原因があります。 スマートフォンの普及による、インフラ構造の変化 映画館のカルチャー的位置づけの向上 イベント上映の増加 スマートフォン普及によって、インターネットへの口は大きくモバイル端末が占めるようになり、例えばシネマシティの公式サイトへのアクセスは数年前から8割強がモバイル端末からです。 常に手元にネット環境があるその気軽さと利便性から、多くの人が買

    映画館のネット購入システムに求められるものとは? 新時代の映画館に向けて
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    gyogyo6 2019/07/16
  • WANIMA、10-FEET、BUMP……人気バンドの音楽ストリーミング解禁、集中した理由は?

    WANIMA『Summer Trap!!』 まず、6月21日より、WANIMAが、2014年10月にリリースされた1stミニアルバム『Can Not Behaved!!』から、同日から先行配信された5thシングル『Summer Trap!!』(7月17日発売)に収録される新曲「夏のどこかへ」までの全楽曲の配信を開始した。これにはインディーズ時代の所属レーベル(かつ現在に至るまでの所属事務所)<PIZZA OF DEATH>時代の音源も含まれている。<PIZZA OF DEATH>は、所属アーティストの全タイトルをストリーミングで聴けるよう環境を整備する方向であり、その第1弾アーティストがWANIMAだったようだ(参照:サブスク開放特設 | PIZZA OF DEATH RECORDS)。 渋谷駅に期間限定で掲出された交通広告も話題に。その広告内でも使用されたKENTA (Vo/Ba)の直筆

    WANIMA、10-FEET、BUMP……人気バンドの音楽ストリーミング解禁、集中した理由は?
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    gyogyo6 2019/07/08
  • 大石昌良が振り返る「ようこそジャパリパークへ」のすべて 「すごいアニメドリームだった」

    アニメ『けものフレンズ』のオープニング主題歌「ようこそジャパリパークへ」の各バージョン30曲をコンパイルしたベスト盤『ようこそジャパリパークへ〜こんぷりーとべすと〜』がリリースされた。星野源や平井堅など、数多くの著名人に絶賛され、どうぶつビスケッツ×PPPが音楽番組に呼ばれるなど、アニソンの枠を越えて、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなったことを作詞・作曲・編曲を手がけた大石昌良は、今現在どう受け止めているのか。アニメ主題歌史に大きな“爪痕”を残した「ようこそジャパリパークへ」の裏側を語り尽くしてもらった。(永堀アツオ) “ジャパリパークのテーマソング”がひとつの指針だった ――CDとDVD合わせて全30曲の全てが「ようこそジャパリパークへ」というベスト盤がリリースされました。 大石昌良(以下、大石):これ言っちゃダメかもしれないですけど、やりすぎですよね(笑)。 ――あはははははは。

    大石昌良が振り返る「ようこそジャパリパークへ」のすべて 「すごいアニメドリームだった」
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    gyogyo6 2019/06/14
  • ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文に聞く ロックバンドは“低域”とどう向き合うべきか?

    連載:音楽機材とテクノロジー(第二回)後藤正文(�ASIAN KUNG-FU GENERATION) 2019.02.09 12:00 リアルサウンド テックの連載企画「音楽機材とテクノロジー」にて、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文にインタビューを行った。テーマの中心は、ロックバンドが今の時代に向き合う“低域“についてだ。 ここ最近、ブログやSNS、インタビューなどでも低域のサウンドの必要性について繰り返し発信している後藤。同時代のグローバルなシーンにアンテナを張るリスナーとしての感性と共に、プライベートスタジオである「Cold Brain Studio.」を設立したことも、その意識の背景にあったものとして大きかったようだ。エッセイ集『凍った脳みそ』(ミシマ社)でも、ユーモラスな文体を駆使しながら、スタジオを設立するまでの紆余曲折を書いている。 ASIAN KUN

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    gyogyo6 2019/02/10
  • 全然知らない変な曲が無限に流れてくる! 韓国発「ポンチャックマシーン」のある暮らし

    唐突だが、ちょっと前にポンチャックマシーンを買った。これで1日24時間、常にポンチャック漬けである。おかげで毎日とても快調、どうだ羨ましいだろう……と自慢したところで、「ポンチャックマシーンって一体なんなんだよ!」という感じだと思う。すいません、今から説明します。 ポンチャックというのは、平たく言うと日でいう歌謡曲と演歌が混ぜ合わさったような韓国音楽ジャンルである。大抵は2拍子で、その上にチープなシンセサイザーなどから成るヘロヘロのメロディが乗り、(歌い手によっては妙にテンションが高い)韓国語のボーカルがさらにその上に乗るという構成だ。日でも90年代に「変な音楽」として紹介されたイ・パクサ(李博士)は、ポンチャックの代表的な歌手である。 韓国にはもうひとつ、トロットというジャンルもある。こちらはちょっとノリが異なり、リズムも3拍子や4拍子。歌い方もこぶしを効かせる感じがよく見られ、さ

    全然知らない変な曲が無限に流れてくる! 韓国発「ポンチャックマシーン」のある暮らし
  • サエキけんぞうの『君の名は。』評:アニメだから表現できた、人物と都市描写の“快感”

    『あまちゃん』以来、NHKの朝ドラを見る習慣がついてしまった。『ごちそうさん』『花子とアン』からは、明治~大正~昭和の舞台が多く、そこではセットと衣装、そして髪型の再現について眼が釘付けになることが多い。NHKだから時代考証のフィルターを経ていて、完璧に近いと思われるセットと衣装、小道具には感心させられるが、問題はヘアメイクだ。 現在放映中の『とと姉ちゃん』は昭和30年代という自分がギリギリ記憶を持っている時代にかかっているため、余計気になる。昭和期の登場人物の髪型については、ズバリ再現ができているとは言い難い。まず毛質が再現できない。昔の女性は今よりもずっと髪がゴワゴワしているので、毛質感の再現が不可能なのだ。次に昔の髪型は大半が、今見るとカッコ悪い。無理矢理再現をしても、多くの視聴者にとっては、とっつきにくくヤボったくなってしまう。そこで制作陣は工夫を凝らして、今見ても魅力的に見えるよ

    サエキけんぞうの『君の名は。』評:アニメだから表現できた、人物と都市描写の“快感”
  • 菊地成孔の『セーラー服と機関銃 -卒業-』評:構造的な「不・快・感」の在処

    誰が一番悪いのだろうか(=誰が一番偉いのだろうか) 既に公開されており、興収的にも批評的にも大変残念な結果を呈している作品などというのは世の中、掃いて捨てるほどある。高い確率で作もそうであろう。 そういった作品を、ここぞとばかりに石持て追うのは端的にいじめであって、一部の血に飢えた病者(言うまでもなく、過去、いじめにあった経験に根差した怨念が消え切っていない人々)にたいする、大いなるサーヴィスには成るかもしれない(特にネット批評という偏ったフォームの中では)、とはいえ言うまでもなく、そんな事をする奴は地獄行だ。無償ならばともかく、金をもらっていじめに加担するのだから。 だがしかし、繰り返すがこれは仕事であって、何かを書かなくてはいけない。とはいえ心にもないことを書いて取り繕ったり、アクロバティックな論法で煙に捲く、といった事も、スキルとしては出来なくもないけれども、あっというまに見透かさ

    菊地成孔の『セーラー服と機関銃 -卒業-』評:構造的な「不・快・感」の在処
    gyogyo6
    gyogyo6 2016/03/17
  • 嵐、大物ミュージシャン提供曲は「変化」の兆し? 竹内まりや&山下達郎が手がけた新曲への期待

    嵐が、2016年第一弾シングル『復活LOVE』を2月24日にリリースすることを発表した。同作は、彼らにとって通算48枚目のシングル。表題曲については、作詞を竹内まりや、作曲・編曲を山下達郎が手がけたとのことで、音源公開前から大きな反響を呼んでいる。 Johnny's netでは、同曲についての紹介文が掲載されており、「いつの時代も変わらない普遍的な男女恋愛情景を、嵐の5人が切なくメロディアスに歌い紡いでいく、一編の小説のようにドラマティックなラブソング」であるとのこと。 これまでジャニーズのアーティストでは、SMAP、タッキー&翼、関ジャニ∞などがさまざまなジャンルのミュージシャンから楽曲提供を受け、意外な組み合わせがもたらす化学反応や、多彩な音楽性で多くのファンを楽しませてきた。そんな中、嵐はミュージシャンからの楽曲提供が少ないグループだ。 過去に、二宮和也のソロ曲「秘密」(2005年

    嵐、大物ミュージシャン提供曲は「変化」の兆し? 竹内まりや&山下達郎が手がけた新曲への期待