私設応援団の音頭で声援を送る東京ドームの観客 プロ野球の巨人は27日、首都圏を中心に活動していた私設応援団が、団員の不正行為の責任を取って解散したことを明らかにした。関東地方で巨人の私設応援団は一つしかなかっため、来季の応援スタイルに影響が出るとして、この日から球団が応援団員の募集を始めた。プロ野球の私設応援団は自然発生的に生まれたもので、球団側が応援団員を募集するのは球界では極めて異例だ。 解散したのは「東京読売巨人軍応援団」。30年以上前に結成され、東京ドームなど首都圏の全試合でトランペットや太鼓を使ってスタンドを盛り上げてきた。しかし、10月にメンバーの1人が入場券をネットオークションなどで転売していたことが発覚。これが日本プロ野球組織(NPB)が2005年12月に定めた「試合観戦契約約款」と「特別応援許可規程」に違反していたため、応援団側が解散を決めた。メンバーの約20人は、来