温かみのある光が特徴の白熱灯を使ったルミナリエ=いずれも5日夜、神戸市中央区加納町6(撮影・高部洋祐) 神戸・旧居留地周辺で12日まで開かれている「神戸ルミナリエ」。17回目の今年は、電球の一部を初めて消費電力が少ない発光ダイオード(LED)に切り替えた。阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、復興を願う趣旨から、主催者は温かみのある白熱灯にこだわってきたが、節電に配慮する格好に。「色鮮やかでいい」「ぬくもりに欠ける」。趣が異なる光の“競演”に、訪れた人々の受け止めはさまざまだ。(若林幹夫、大月美佳) 神戸ルミナリエ組織委員会によると、4日までに約115万人(昨年同時期約122万人)が訪れた。今回使用した電球約20万個のうち、LEDは約4万個。東遊園地の「祈りの泉」に使われ、赤や青、緑などくっきりとした明かりが噴水池の周りを囲んでいる。 第1回から訪れている明石市のパート女性(60)は「最初の年