世界のレジェンドレスラー、獣神サンダー・ライガーが31年前に誕生した地、東京ドームで引退した。 同日デビューした永遠のライバル佐野直喜(54)と組み、前日4日にIWGPジュニア王者に返り咲いた高橋ヒロム(30)、リュウ・リー組と対戦。高橋に敗れ、新日ジュニアの未来を託した。 ◇ ◇ ◇ ライガーが最後の怒りを燃やした。狙い定めたのはIWGPジュニア王者に返り咲いた高橋。ロメロスペシャル、掌底、ライガーボム、と持てる限りの技を仕掛けても王者は何度も起き上がる。激しい攻防の中、再び掌底を狙うが、カウンターでラリアットを食らい、駄目押しのタイムボムで3カウントを奪われた。 89年4月24日、新日本初めての東京ドーム大会「格闘衛星・闘強導夢」で永井豪原作のアニメから出てきた「獣神ライガー」としてデビュー。最後も同じ場所で迎えると自分で決めた。「平成元年、この東京ドームでプロレスラー、獣神サ