【球界こぼれ話】日本ハムの新球場、エスコンフィールド北海道が今月中旬、ついに開場した。昨年11月に同地を訪れた際には建物こそほぼ完成も、周辺には工事車両や建材などが点在。個人的には3月開場にやや不安を抱かせる状況だった。ところが13日の西武とのオープン戦で内部に入ってみると、そんな心配は杞憂に終わった。 開閉式屋根と天然芝を兼ね備え、日本の既存球場の概念を覆す独特の雰囲気を醸し出していた。中堅後方にそびえる高さ70メートルのガラス壁に加え、その手前にあるクラフトビール醸造所やレストランなども次世代の「ボールパーク」そのもの。仕事がなければ出来たてのビール片手に居座り続けたくなる快適空間を作り出していた。左翼後方の建物内にはサウナを含めた温浴施設も充実。スタンドとグラウンドの距離も想像以上に近く、臨場感も半端ない。音響効果も抜群だ。これまで米メジャー、マイナーを含め数多くの球場を訪れてきたが